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実売2万円台半ばの15.6型モデル MSI初のモバイルディスプレイ「Optix MAG161V」を試す:モバイルディスプレイの道(4/4 ページ)
ゲーミングPCやPCパーツでおなじみのエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、同社初となるモバイル液晶ディスプレイ「Optix MAG161V」が発売された。その出来栄えをチェックした。
安心して使える製品。リーズナブルな価格もメリット
メニューについてはやや苦言を呈したが、基本性能はしっかりしており、しばらく使ってみたがUSB Type-Cの挙動も安定している印象だ。試しに、本製品に12.9インチiPad Proを接続しても、問題なくミラーリング表示が行えた。
冒頭でも述べたように突出した特徴こそないものの、この仕様と機能ならば、出先で使い方に悩んだり、挙動がおかしくなったりして困る可能性は、他の製品に比べて低いだろう。何よりも実売価格が税込みで約2万6000円~2万8000円前後と、3万円を切っているのがいい。
前述したメニューの問題に加え、日本語のユーザーマニュアルが直訳調だったり、FAQがFAQの体をなしていなかったりと、詰めが甘い部分は随所に見られるが、同社にとっては初のモバイルディスプレイとなるこの製品、ハードの部分では十分に合格点がつけられる。このクラスのモバイルディスプレイの購入を検討するにあたり、候補に加えておきたい製品だ。
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