Ryzen Mobile 4000シリーズ搭載PC「ROG Zephyrus G14」でゲームをやりこんで分かったこと:8コア16スレッドの新星(1/5 ページ)
ASUS JAPANの14型ゲーミングノートPCに、AMDの新モバイルプロセッサ「AMD Ryzen 4000」シリーズを搭載した「ROG Zephyrus G14」が登場した。ユニークな機能を備えた本シリーズの最上位モデルをチェックする。
ASUS JAPANから、14型ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14」が発表された。こちらについては、ワールドワイドモデルを以前レビューしているが、今回紹介するのは日本向けに発売されるモデルだ。
ベンチマークテストなどの情報は以前のレビューを参照していただくとして、日本向けモデルとしてどの部分が変わったのか、また実際にゲームをプレイしたときのフレームレートなどを紹介していこう。
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日本では複数のモデルを展開
ROG Zephyrus G14の最大の特徴は、何といっても「Renoir」の開発コード名で呼ばれていた「Ryzen 4000シリーズ」の最上位モデル「Ryzen 9 4900HS」を搭載していることだ。インテルのノート向け第10世代CPUが、製造プロセスや開発コード名でややこしくなっている間に、エンドユーザー向けには性能が分かりやすく、パワフルなCPUをAMDは投入してきた。
8コア16スレッドで動作するモバイル向けの最新CPUとして、性能が高いという評判のRyzen 9 4900HSは、PCゲーマーであればとても気になっているはずだ。
ROG Zephyrus G14は日本向けモデルとして一般向けに9モデル(直販と一部量販店モデルとしては6モデル)を展開するが、Ryzen 9 4900HSを備えたROG Zephyrus G14は4モデルある。いずれもGPUにGeForce RTX 2060 with Max-Q Design(グラフィックスメモリは6GB)を搭載しているが、本体カラーがムーンライトホワイトかエクリプスグレーである他、液晶ディスプレイ天板に配置されている「AniMe Matrix」を内蔵しているか否か、という違いがある。
また、AniMe Matrixを搭載するモデルは液晶ディスプレイがリフレッシュレート60Hzで画面解像度はWQHD(2560×1440ピクセル)、ストレージのM.2 NVMe SSDが1TBであるのに対して、非搭載モデルは、液晶パネルがフルHD(1920×1080ピクセル)で、リフレッシュレートは120Hz、M.2 NVMe SSDが512GBとなっている。今回試用したのは、AniMe Matrixを搭載する最上位のムーンライトホワイトモデルだ。
価格だが、ゲーマー的に気になるRyzen 9 4900HSとGeForce RTX 2060 Max-Q搭載PCだと、WQHDモデルで26万3800円、フルHDモデルで21万9800円(いずれも税込み)となる。
スタンダードな配列の日本語キーボードを装備
今回、日本向けに発売されるROG Zephyrus G14は日本語キーボードが採用されている。これまでASUS JAPANのゲーミングノートPCでは英語キーボードしか用意されていないモデルもあったが、日本語キーボードが利用できるのはうれしいところだ。ちなみに、英語キーボードへの換装サービスは現時点で行われず、フィードバック次第で検討したいとのことだ。
液晶ディスプレイが14型ということもあってテンキーは省略されており、PageUp/DownやPrintScreenといったキーも省略されている。また下部左右にCtrlキーとAltキーが配置されているのが特徴だ。このためWASDキーでゲームをプレイする際に、ショートカットキーをAltやCtrlキーに振り分けている場合でも使いやすい。
キーボードバックライトはレインボーに光るRGBタイプではなく、ホワイトのLEDが採用されている。もちろん輝度は調整できるが、明るい部屋で使う場合はキーの文字が飛んでしまって見づらい。暗い部屋での操作ではもちろん、LED機能はとても役に立つが、普段利用する際は光らせないで利用する方が便利かもしれない。
次に、独自機能の「AniMe Matrix」を見ていく。
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