JBLの有線ゲーミングイヤフォン「JBL Quantum 50」はゲームに役立つのか試した:実売3000円前後の手軽さ(2/2 ページ)
ゲーミング向けのヘッドフォンやイヤフォンを精力的に投入しているJBL。今回は低価格なゲーミングイヤフォン「JBL Quantum 50」を実際のゲームで試した。
音の方向をバッチリと表現
実際に「レインボーシックス シージ」を遊んでみる。レインボーシックス シージは閉所を舞台にした対戦型シューターで、足音やキャラクターの声、銃声などの音を頼りに相手の位置を割り出したり、先を読んだりして行動をするのが重要なゲームだ。
今回は「訓練場(テロハント)」でQuantum 50の実力を試した。このステージだと相手が窓枠にシールドを貼ったり、足音がよく聞こえたりするためだ。
フィールドを歩いてみると、相手の足音や銃声の方向がよく分かる。壁の向こうから聞こえるキャラクターの叫び声もしっかりと聞こえるので、配置された相手の位置が把握でき、うまく回り込んで戦うこともできた。ただし、複数の方向から銃声が響くととっさにどちらの方向から音が発しているのか反応するのが難しく、そこはQuantum 50の性能というよりは筆者の対応力の限界を感じた。
コスパを重視する入門者にオススメなイヤフォン
総じて、JBL Quantum 50はじっくりと腰を据えてゲームに取り組みたいコアゲーマーより、「コスパを重視してゲームを楽しみたい」、もしくは「モバイルゲームを高音質で遊びたい」入門者にプッシュしたいイヤフォンに感じた。
注目すべき機能は、やはりコントローラーに備えられたマルチファンクションボタンだ。スマートフォンに接続すると、楽曲の操作に加えて通話の応答も可能で、モバイルゲームを遊んでいる最中、手軽にさまざまな操作ができるように考えられている。
価格が税別2880円と手頃なのもよい。同じくJBLのゲーミングヘッドセットで比較的低価格な「Quantum 400」でも同9880円ということを考えると、家ではPCに、外ではスマートフォンに接続して使い続けてもいいだろう。
エンハンサーがしっかりと耳にフィットし、頭を激しく動かしても本体が脱落しない点も好ましく、eスポーツに挑むアスリートも体力強化が必須とされるこの時代、スマートフォンで音楽を聞きながらランニングコースを走るようなシーンでも、耳から脱落しないのはうれしい。日常生活のさまざまなシーンで、手軽に高音質なサウンドを楽しみたい人には本製品をお勧めしたい。
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