デザインが光るハイエンドゲーミングマウス Mad Catzの「R.A.T. PRO X3 Supreme Edition」を試す(4/4 ページ)
香港Mad Catz(マッドキャッツ)のハイエンドゲーミングマウス「R.A.T. PRO X3 Supreme Edition」は、実売価格は税込みで3万円だ。「ねずみ年記念モデル」の実力はいかほどのものか、実際に使って検証してみよう。
実際のゲームではどう?
最後に、周囲をすばやく見渡したり照準の正確さが求められる「フォートナイト」と「Apex Legends」を実際にプレイして、R.A.T. X3 Supreme Editionの使い心地を試してみた。
フォートナイトは射撃中に武器の反動制御が少なく済むが、開けた場所が多く周囲を気にする必要がある。今回は「チームランブル」モードで射撃と索敵のしやすさを確認した。
ゲーム中はマウスの解像度を3200dpiでプレイしつつ、射撃が必要な場合には精密照準ボタンを使用した。相手の動きが素早いこともあり照準には素早さも正確さも求められるが、マウスソールが滑りやすいこと、約105gの重量のおかげでストップをかけやすいこともあり、普段使っているマウスより扱いやすかった。
続いて、Apex Legendsをプレイする。こちらは射撃中の反動制御が重要なゲームだ。今回は「射撃訓練場」で各種武器を用いて的を狙った。
射撃を重視したゲームであるからか、マウスの細かな動きで反動を制御すると高いダメージを稼げるようになる。手前に設置された3体の標的を次々と狙う際にも狙いをつけやすく感じられ、精密照準ボタンを使用するとさらに反動を制御しやすくなった。とっさにサイドボタンを押すという操作には少し習熟が必要だが、あってうれしい機能には違いない。
優れた動かしやすさはゲームだけでなくオフィスワークにも有用
R.A.T. X3 Supreme Editionは、実際のセンサーの正確さとゲームにおける使いやすさから非常に扱いやすいマウスといえる。D.P.I.変更ボタンのおかげで大きく移動させたり、細かな操作が必要な場合にもすぐ対応でき、サイドボタンは設定ソフトでさまざまな機能をもたせることでオフィスワークにも有用だ。
D.P.I.変更ボタンと精密照準ボタンはとても便利で、例えば「Adobe Illustrator」で細かいパスの移動をしたり、各種オフィスソフトで図の配置にこだわりたい時などにdpiを落として細かな動きを実現できる。Mad Catzならではの目立つデザインが特徴ではあるが、それ以上にサイドボタンやdpi変更機能と幅広いカスタマイズが「自分ならでは」の使いやすさを感じられる。
PCを扱う上で、マウスはキーボードと同等以上に重視したい。これを機に、オンリーワンの使いやすさを追求できるR.A.T. X3 Supreme Editionの購入を検討してみるのはいかがだろうか。
フォートナイト:© Epic Games, Inc.
Apex Legends:©Electronic Arts Inc.
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