Appleが新しい「Apple TV 4K」を5月後半に発売 プロセッサを強化して高速化 新しいリモコンも
Appleが、第2世代の「Apple TV 4K」を発売する。4K/60HzのHDR動画に対応した他、新しいリモコン「Siri Remote」を採用するなど操作性を向上している。
Apppleは4月20日(米国太平洋時間)、セットトップボックス「Apple TV 4K」の新モデル(第2世代)を発表した。日本のApple Storeにおける販売価格は、32GBストレージのモデルが2万1800円、64GBストレージのモデルが2万3800円で、4月23日から予約を受け付け、5月後半に発売される予定だ。
新しいApple TV 4Kでは、「A12 Bionicプロセッサ」を採用することで動作レスポンスを改善し、4K(3840×2160ピクセル)におけるHDR(ハイダイナミックレンジ)動画の最高フレームレートを従来モデルの2倍(30fps→60fps)に引き上げた(4KハイフレームレートHDR)。また、iPhoneを使ったカラーバランス調整機能を新たに搭載している。
【訂正:2021年5月19日15時25分 初出時に、「A12 Bionicプロセッサ」の記述に誤りがありました。おわびして訂正致します。】
映像出力端子は、4K/60Hz出力も可能なHDMI 2.1となっている。より高速なWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)での通信に対応し、有線LAN(1000BASE-T)ポートも備える。HDRは「HDR10」と「Dolby Vision」に対応している。「Dolby Audio」も利用可能だ。
新型リモコン「Siri Remote」
新しいApple TV 4KとApple TV HDには、新型のリモコン「Siri Remote」が付属する。音声エージェント「Siri」を使いやすくする工夫が凝らされており、タッチパッドがタッチ操作対応の「クリックパッド」に改められている。TVなどを制御するためのIR(赤外線)送信機能も備えている。
Siri Remoteは第1世代のApple TV 4KやApple TV HD(第4世代Apple TV)でも利用できる。単品販売時の税込み価格は6500円だ。
4K非対応モデルは「Apple TV HD」としてリモコンを一新
4K非対応モデルは、従来モデル(第4世代)が「Apple TV HD」として継続販売される。ただし、リモコンはSiri Remoteに置き換えられる。
Siri Remote付きのApple TV HDは、新しいApple TV 4Kと同様に4月23日から予約を受け付け、5月後半に発売される予定だ。日本のApple Storeにおける税込み販売価格は1万7800円となる。
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