レビュー

「Fire HD 10エッセンシャルセット」でビデオ会議を試す今ならセットで1万9000円切り!(2/2 ページ)

コスパ良好のAmazon製タブレットの新型「Fire HD 10」に、Bluetooth接続キーボードとMicrosoft 365 Personalが付属した「エッセンシャルセット」が登場した。早速、ビデオ会議で活用してみた。

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画面分割でビデオ会議が便利に

 どのアプリも画面分割に対応しているというわけではないが、少なくともMicrosoft TeamsとZoom、Skypeは画面分割での表示が可能だ。カメラの位置が前モデルではポートレートモードで上部中央だったのが、新型ではランドスケープモードでの上部中央に変更されたため、キーボードにセットすると、自然な形でビデオ会議が行える。これを使わない手はない。


前モデルは短辺部にあったカメラ位置が長辺中央に変更され、よりPCライクに使えるようになった

 Zoomであれば、分割したウインドウ内にビデオ画面が収まるが、Teamsでは連絡先が左ウインドウに、ビデオ画面が右ウインドウに表示されてしまう。これでは会議しながらメモを取れない。


画面分割をして、左ウインドウにTeamsを表示していたはずなのに、会議画面はなぜか右ウインドウにはみ出てしまう

 このような場合は、右ウインドウに表示されている「←」をタップしよう。

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右ウインドウを軽くタップすると上部に通話相手の名前と「←」が表示される

 そうすると、ビデオ画面がピクチャー・イン・ピクチャーで表示され、隠れていた2番目のアプリが使えるようになる。


Teamsでは、画面分割表示にすると、ビデオの内容は右ウインドウに表示されるかピクチャー・イン・ピクチャーで表示されるかのいずれかになる。ピクチャー・イン・ピクチャー表示にすれば、メモを取りながらのビデオ会議が可能だ

 ビデオ画面は任意の場所に移動できるので、じゃまにならない場所に置こう。再度、右ウインドウ全体に表示したい場合は、ビデオ画面タップで表示される各辺に切れ目の入った□マークをタップすればよい。


元のサイズに戻すには、各辺に切れ目の入った□をタップする

 なお、画面分割中、またピクチャー・イン・ピクチャーでの表示中でも、画面共有は有効だった。ただ、ピクチャー・イン・ピクチャーでは共有された画面の表示が小さすぎるので、そのときばかりはメモすることをあきらめて、右ウインドウ全体に表示するのが現実的だ。


Zoomでは、左ウインドウからはみ出ることなくビデオ会議も画面共有もできた

ピクチャー・イン・ピクチャーで共有画面が表示されているTeamsアプリ(中央下部)。小さすぎて内容が見えないので、ここはメモを取ることをあきらめて、右ウインドウに表示させた方がよいだろう

 フロントカメラの画素数は従来と同じ200万画素だが、若干レンズが明るくなった。そのため、通話相手により自然な印象を与えられるだろう。


公式に詳細は明かされていないが、Exif情報によれば前モデルのF値はf2.5、新型はf2.3だった

 端末そのものがバージョンアップしたおかげで、仕事端末としても実用的になってきたFire HD 10 エッセンシャルセット。Officeアプリを使いたい人、ちょっと雑に扱える新しい端末を手に入れたい人、PCとは別に手軽にビデオ会議を行いたい人にとっても、買っておいて損はないセットといえるだろう。

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