B&O初のハイエンドゲーミングヘッドフォン「Beoplay Portal」を試す(3/3 ページ)
Bang & Olufsen(バング&オルフセン)が同社初のゲーミングヘッドフォン「Beoplay Portal」を投入した。サウンドクオリティーや使い勝手はどうなのか、実機で試してみた。
強力なノイズキャンセリング機能を装備
Beoplay PortalにはANC機能を備えており、余計な雑音を排してゲームや音楽に集中できる。ヘッドフォンを装着してスイッチを入れた瞬間に雑音が消えるので、その効果を簡単に把握可能だ。
筆者は普段、ゲーミングノートPCでゲームを楽しんでいるが、高負荷のゲームタイトルではプレイ中に最大音量でファンが回るため、耳障りに感じる。このときのノイズは非常にやかましいが、ANCのおかげでそれを全く気にすることなくゲームに没入できた。1ステージ終わってヘッドフォンを外すと、その爆音に驚いた程だ。
それだけでなく、原稿を書く際に音楽を聞きながらキー入力をしていても、キーボードをたたく音はほとんど聞こえてこず、原稿作成に集中できる。在宅ワークで仕事をしている場合でも、生活音が入らなくなるので集中して取り組めるだろう。
高価だが普段使いでこそ利用したい一品
これまで見てきたように、Beoplay Portalはゲーミングヘッドフォンとしても、普通に音楽を聞くために使う場合でも十分すぎるほどの性能を示してくれた。ゲーム専用と音楽専用の2つのヘッドフォンを持っているなら、Beoplay Portalが1台あれば十分に使える。
オンラインストア(beostore.jp)の価格で税込み5万9900円という価格は普段使いと考えるとネックになるかもしれないが、よくある1万円台半ばの低価格なヘッドフォンから聞こえる音と、Beoplay Portalが鳴らす音は雲泥の差がある。筆者がまさにそうだったように、機会があればぜひ試聴してみてほしい。保証期間が3年間と長く、Beoplay Portalは買って納得できる製品であるのは間違いない。
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