「ゲーミング家具」に参入したイケアの本気度をオフラインで見てきた:東京ゲームショウ2021
25周年となる2021年もオンラインでの開催となった「東京ゲームショウ2021」だが、千葉県の幕張メッセではメディア向けのオフライン会場も用意された。気になる展示をチェックした。
9月30日から10月3日までの4日間開催された「東京ゲームショウ2021」。2021年もオンラインでの開催が中心となったが、幕張メッセの8ホールを使って小規模ながらもオフラインでの展示も行われた(一般入場はなし)。コンシューマーやPCゲームタイトルの試遊を中心に構成されていたが、PC関連で目立っていたのはイケアとASUS JAPAN、ベンキュージャパンのブースだ。
中でもイケアはゲーミング関連のファニチャーを発売したこともあり、かなりのスペースを割いて展示をしていた。
ゲーミングファニチャーに本格参入したイケア
イケアブースの正面には、同社から発売されているゲーミングチェアとゲーミングテーブルに、デスクトップPCを組み合わせて実際のシーンを再現したディスプレイが置かれていた。ゲーミング関連では初参入となるイケアは、PC USER読者にはおなじみのASUS JAPANと協業しており、ASUSのゲーミングPCブランド「ROG(Republic of Gamers)」と合わせたイメージでの展示が行われていた。
イケアの本社は、スウェーデンにあることはご存じの人も多いだろう。このため、北欧の人の体格に合わせてデスクやチェアが作られているイメージもあるかもしれない。筆者が普段使っているのはドイツ系のメーカーの製品なのだが、座面を一番下に設定しても少し足が浮くなど、いわゆる欧米仕様でアジア地域には最適化されていない。
しかし、イケアのゲーミングチェアはしっかりとアジア人の体格に合わせて用意したという。実際に座ってみたが、体にしっくりとくる椅子と、タイピングしやすい机の組み合わせはとても使いやすかった。しかもイケア仕様なので、価格は4999円(税込み、以下同様)からと求めやすい。ヒジ掛けまで付いた製品でも1万5990円だ。かなり攻めた価格での構成となっており、これからの展開が楽しみである。
古谷徹さんのサインもあったASUS JAPANブース
ASUS JAPANのブースは、イケアブースでも展示されていた手の形をしたヘッドフォンホルダーの他、キーボードやマウス、ヘッドセットが白で統一されている「ROG Moonlight White」シリーズの展示や、参考出品ながら27型で4K(3840×2160ピクセル)表示をサポートしたリフレッシュレート144Hz対応モデルも展示していた。
ベンキュージャパンは同社製のディスプレイを展示
ベンキュージャパンのブースでは、同社製のディスプレイが多数並び、「APEX Legends」を動作させてのデモも行われていた。
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