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Microsoft、DirectX 12にビデオエンコーディングの機能を追加
米Microsoftは12月8日、マルチメディア処理API群「DirectX 12」に、ビデオエンコーディングの機能を追加したことを明らかにした。これにより、開発者がGPUを活用したビデオエンコーディングアプリケーションを開発しやすくなった。
米Microsoftは12月8日(現地時間)、マルチメディア処理API群「DirectX 12」に、ビデオエンコーディングの機能を追加したことを明らかにした。これにより、開発者がGPUを活用したビデオエンコーディングアプリケーションを開発しやすくなった。コーデックはH264とHEVCに対応する。
ビデオエンコーディング機能は、DirectX 12 Agility SDK (バージョン1.700.10-preview以降)で利用できる。Windows 11には組み込み済みだという。
利用できるGPUはAMDのRyzen 2xxxシリーズ以降のAPUとRadeon RX 5000シリーズ以降、Intelのプロセッサ統合GPUは、第10世代Core(開発コード名:Ice Lake)、第11世代Core(同Tiger Lake)、第12世代Core(同Alder Lake)、NVIDIAはGeForce GTX 10xx以上、Geforce RTX 20xx以上、Quadro RTX、NVIDIA RTXだ。
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