レビュー

17.3型の大画面で迫力あるプレイを満喫! コスパ良好の「G-Tune E7[Windows 11]」をチェックした(2/3 ページ)

マウスコンピューターから、17.3型の大画面を備えたゲーミングノートPC「G-Tune E7」が登場した。コストパフォーマンスに優れた実機をテストした。

ゆとりのある大きさのテンキー付きキーボードを搭載

 アイソレーションタイプのキーボードはテンキー付きだ。カーソルキーが少し小さいものの、主要キーは約19mmピッチを確保し、通常キーとテンキーの間隔も十分開けられている。ストロークも約1.8mmと深めでタイプ感も良好だ。大きなパームレストに手を預けてタイピングができるので、疲れもたまりにくい。

 ゲーミングPCらしくRGB LEDキーボードバックライトを装備しており、発光カラーはユーティリティーで変更できる。ただし1ゾーン、つまり単色発光のみとなるが、バックライトをオフにすれば仕事や学習用途でも違和感なく使える。


テンキー付きのキーボードを搭載する。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmある。タッチパッドのサイズもゆとりがあり、広いパームレストに手首を置けるので楽にタイピングできる

3列仕様のテンキーを備える。数字キーの配置自体は一般的な4列仕様と変わらない。通常キーとの間隔も十分に開けられている

キーボードバックライトのカラーはControl Centerユーティリティーで変更可能だ

Thunderbolt 4を筆頭に充実のインタフェース

 通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.2を標準で装備する。

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 インタフェースも充実している。最大40Gbpsのデータ転送やディスプレイ出力など多用途に使えるThunderbolt 4(USB Type-C)を装備する。ディスプレイ出力はHDMI、Mini DisplayPortと合わせて3系統、最大3画面の同時出力が行える。USBポートは、Thunderbolt 4に加え、Type-C(USB 3.2 Gen 2)が1基、Type-Aを2基(USB 3.2 Gen 1、USB 2.0)用意している。

 液晶ディスプレイの上部には、Webカメラ(100万画素)とデュアルアレイマイクを内蔵する。ゲームの実況配信、テレワークのビデオ会議などでも追加投資不要で対応できる装備だ。

 ステレオスピーカーのサウンドは、SoundBlaster Cinema 6の音響効果を有効にしてもゲーミングとしてはやや低音が弱い印象なので、このあたりはゲーミングヘッドセットや別途外付けスピーカーを導入して補うとよいだろう。


前面。上側の液晶ディスプレイ、ボトムとも角度がついているため、指がかかりやすく、片手でもすっと開けられる

背面はDC入力(ACアダプター)とHDMI、Mini DisplayPort、Thunderbolt 4(Type-C)とディスプレイ出力端子がまとめられている

左側面の手前から、ヘッドフォン、マイク、USB 2.0(Type-A)、USB 3.2 Gen 2(Type-A)がある。排気口の奥に盗難防止ワイヤーを固定するセキュリティロック・スロットがある

右側面にはmicroSDメモリーカードスロット(SDXC対応)、USB 3.2 Gen 2(Type-C)、有線LAN端子(1000BASE-T)がある

画面の上に100万画素のWebカメラ、アレイマイクを内蔵している

音響効果ソフトウェアとして「SoundBlaster Cinema 6」を導入済みだ

高レベルのゲーム体験を実証

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載しよう。Control Centerのパワーモードは標準の「バランス」で統一している。

 CPUパワーがダイレクトに反映されるCINEBENCH R20のCPUスコアは8649ptsだ。第10世代の8コアモデルであるCore i7-10870H搭載機と同レベルのスコアが出ており、前世代から進化したTiger Lake(Willow Cove)アーキテクチャの優秀さが分かる。


CINEBENCH R23のスコア

PCMark 10のスコア

 3DMarkのスコアはご覧の通りだ。DirectX 11ベースのFireStrike、DirectX 12ベースのTimeSpy、DirectX Raytracing対応のPort Royal、いずれも優秀なスコアをマークした。FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマークでは「非常に快適」の最高評価だ。


3DMark/Fire Strikeのスコア

3DMark/Time Spyのスコア

3DMark/Port Royalのスコア

FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマーク(1920×1080ピクセル/最高品質/フルスクリーン)。最高の非常に快適評価だ

PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。オフィスアプリを使った利用時間は約3時間12分だった。これだけの時間が使えれば、非常時にも心強い

 最後に、Control Centerのパワーモードをより高速にした状態でベンチマークテストを行ってみた。

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