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20~30万円級水冷マザーでROGにリピーターが多い理由古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

第12世代Core iシリーズ向けのウルトラハイエンドのマザーボードが出そろった。それぞれ好評だが、中でもROGシリーズの人気が安定しているという。

 先週の新製品で一際目立っていたのは、ASRockの水冷向けIntel Z690チップセット搭載マザーボード「Z690 AQUA OC」だ。価格は20万円弱(税込み、以下同様)となる。

オーバークロック特化の「Z690 AQUA OC」が20万円でデビュー!

 2月下旬に登場した「Z690 AQUA」をベースにしたE-ATXサイズのモデルで、DDR5メモリスロットを4基から2基に抑えつつ、空いたスペースにオーバークロック向けのボタンを組み込んでいる。世界500台限定生産だ。

 入荷したパソコンSHOPアークは「オーバークロック特化マザーのメモリスロットが2基なのは、メモリに相性問題が起きやすいからですが、DDR5メモリは輪をかけてシビアです。オーバークロック用で水冷マザーを使うなら納得のデザインですね」と話していた。

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パソコンSHOPアークに入荷した「Z690 AQUA OC」

「Z690 AQUA OC」の製品画像

同店に並ぶ「Z690 AQUA」と「Z690 AQUA OC」のトールケース

 反響は大きく、発売した瞬間から注文が入ったという声もよく聞いた。一方で売り切れるショップは少なめで、入手性はまずまずのところをキープしている。


オリオスペックに展示されている「ROG MAXIMUS Z690 EXTREME GLACIAL」のデモ機

 この現状をあるショップは「刺さる人には刺さるのは確かですが、世代ごとに購入するような超エンスーな人が、まだAQUAシリーズではそこまで増えていないのかもしれません。そのあたりはROGシリーズがすごいですね。世代ごとにヒートシンクなどのデザインを大きく変えているので、ビジュアル面でも飽きさせない。AQUAシリーズにもそのあたりの工夫が加わると、さらに伸びそうです」と分析していた。

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