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AMDがChrome OS搭載デバイス向けの「Ryzen 5000 C」シリーズを発表 最大85%のGPU性能向上を実現
5月5日(現地時間)、AMDがZen 3アーキテクチャを採用したプロセッサ「Ryzen 5000 C」シリーズを発表した。Chrome OSを搭載したデバイスを想定したもので、順次搭載モデルが発売される見込みだ。
AMDは5月5日(現地時間)、Zen 3アーキテクチャを採用したChrome OS搭載デバイス向けとなるプロセッサ「Ryzen 5000 C」シリーズを発表した。
従来のRyzen 3000 Cシリーズ(最大4コア8スレッド)に比べ、応答速度は最大67%、グラフィックス性能は最大85%も向上したという。
同プロセッサを備えたモデルは、6月に米HPからRyzen 7 5825Cを搭載した「HP Elite c645 G2 Chromebook Enterprise」が、2022年後半にAcerから「Acer Chromebook Spin 514」などが投入される見込みだ。
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Ryzen 5000 Cシリーズの主なスペック | ||||||
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モデル名 | 内蔵GPU | CPUコア数 | スレッド数 | 動作周波数 | GPUコア | TDP |
Ryzen 7 5825C | Radeon Graphics | 8 | 16 | 2.0GHz~4.5GHz | 8 | 15W |
Ryzen 5 5625C | Radeon Graphics | 6 | 12 | 2.3GHz~4.3GHz | 7 | 15W |
Ryzen 3 5425C | Radeon Graphics | 4 | 8 | 2.7GHz~4.1GHz | 6 | 15W |
Ryzen 3 5125C | Radeon Graphics | 2 | 4 | 3.0GHz | 3 | 15W |
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