MM総研はこのほど、国内におけるChromebookの市場規模調査の結果を発表した。
Chromebookの稼働台数は教育現場での好調な需要を背景に急伸しており、同社では2020年末には181万6000万台に、さらに2022年末には616万6000台にまで拡大すると予測を発表している。
出荷台数は、2019年には15万台だったものが2020年には10倍以上の157万1000万台に拡大する見込み。国内ノートPC市場におけるChromebookの比率も2020年には13%に拡大するとしている。
またこの発表では、Chromebookの販売急伸が国内ノートパソコン市場の拡大にもつながっていると指摘。当初は、2020年以降にはWindows 10更新需要の反動で市場の縮小を予測していたものの、GIGAスクール構想による新規需要が市場をけん引したことで2020年の国内ノートPCの出荷台数は過去最高だった2019年を超える1196万5000台になると予測している。
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