1kg前後で気軽に持ち運べる13.3型モバイルPC「LAVIE N13」の最上位モデルを試す(3/3 ページ)
「LAVIE N13」シリーズは、NECパーソナルコンピューター(NECPC)の個人向け13.3型ノートPCだ。第12世代Coreプロセッサを搭載し、長時間駆動を両立させながら重量が1kg前後と持ち運びやすいボディーを実現した、最上位モデルを試した。
長時間動作するバッテリーを搭載
LAVIE N1375/FAは大容量のバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動は最長18時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)となっている。Core i3-1215U搭載モデルや直販モデルでは標準バッテリーも選択可能だ。こちらだと最長12時間と短くなるが、その分、本体重量が約50g軽くなる。
バッテリー駆動時間をPCMark10のバッテリーテスト(Modern Office)で計測してみたところ、約7時間30分(バッテリー容量が100%から6%になるまで)という結果になった。ただしテスト中、画面の輝度は最高設定で行ったため、輝度を下げれば稼働時間はもう少し伸びるはずだ。公称値には及ばないものの、これだけ動作すれば外出時の作業も安心して行える。
なお、製品には出力45WのACアダプター(USB Type-C接続)が付属するが、USB PD対応のモバイルバッテリーなどからも充電が可能だ(全ての機器での動作を保証するものではない)。出力が45W以上ないと使用中に充電できない可能性もあるが、最近のモバイルバッテリーは高出力なものが増えているので、あまり困ることはないだろう。
本製品は全体的にスタンダードなモバイルPCで、これといった欠点もない。本格的なゲーム目的や動画編集、画像編集といったクリエイティブ用途には向かないが、フルサイズの打ちやすいキーボードも備えており、ビジネス文章や学生のレポート作成などがはかどりそうだ。
価格は評価機の最上位モデルが22万円前後(税込み、以下同様)、Core i5モデルが20万円前後、Core i3モデルが18万円前後となっている。いずれのモデルもMicrosoft Office Home & Business 2021がバンドルされており、買ってすぐに利用可能だ。ボディーカラーやOSを含めたスペックをカスタマイズしたい場合は、直販のLAVIE Direct N13をベースに選びたい。
ほぼA4サイズで、重さも約1Kgと軽量なLAVIA N13は、モバイルPCとして気軽に持ち運んで使用するのにぴったりだろう。新生活を迎える際に、最初に購入するPCとしてもおすすめだ。
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