デルがビジネス向けノートPC「Latitude」の新モデルを投入 900g台の軽量モデルも用意
デル・テクノロジーズは、ビジネスノート「Latitude」シリーズのラインアップを刷新し、計10モデルを発表した。モバイルワークステーション「Precision」にも新モデルが登場する。【更新】
デル・テクノロジーズは3月28日、ビジネスノートPC「Latitude」とモバイルワークステーション「Precision」のラインアップを刷新した。一部モデルを除き、同日から受注を開始している。
【更新:3月29日22時15分】記事の内容を更新した上で、写真を追加しました
Latitudeシリーズの新モデルの特徴
新しいLatitudeシリーズは、いずれも第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)を搭載し、企業向けの管理/セキュリティ機能「Intel vProプラットフォーム(Essentials/Enterprise)」に対応する構成も用意している。一部モデルを除き、5G通信に対応するモバイル通信機能をオプションとして搭載可能だ。
また、AI(人工知能)を活用してPCを最適化する「Dell Optimizer」を利用することで、自動的にPCのパフォーマンスを最適化し、ユーザーに合わせた生産性の向上を行えるとしている。
Latitude 9440(近日発売予定)
「Latitude 9440」は、Latitudeシリーズのフラグシップモデルという位置付けの14型モバイルノートPCだ。クラムシェルタイプの他、コンバーチブル式の2in1タイプ(Latitude 9440 2-in-1)も用意されている。ディスプレイのアスペクト比は16:10となる。
アイソレーション“ではない”キーボード(ゼロラティスキーボード)やハプティクス式のタッチパッドなど、「XPS 13 Plusシリーズ」と共通するデザイン要素も取り入れている。タッチパッドには、Web会議アプリの利用時に便利なコラボレーションボタンも仕込まれている。
このモデルは「近日発売予定」となっており、直販価格については後日改めて発表される予定だ。
Latitude 9440の実機。XPS 13 Plusとは異なり、タッチパッドの境界線はしっかりと刻まれている。なお、写真は米国英語(US)キーボードを搭載する構成だが、Latitudeは一部を除き「USキーボード」か「日本語キーボード」を選択できる
Latitude 7340/7440/7440
「Latitude 7340」は13.3型、「Latitude 7440」は14型、「Latitude 7640」は16型のハイクラスノートPCだ。Latitude 7340/7440はクラムシェルタイプの他、マグネシウム合金を採用した超軽量タイプ(Latitude 7340/7440 Ultralight)、コンバーチブル式の2in1タイプ(Latitude 7340/7440 2-in-1)を用意している。ディスプレイのアスペクト比は16:10となる。
税込みの直販標準価格は、Latitude 7340が28万4980円から、Latitude 7440が43万1343円から、Latitude 7640が44万2902円からとなる。
Latitude 7x30シリーズの超軽量モデル「Ultralight」は、13.3型に加えて14型にも展開されることになった。ボディーカラーは専用の「ブルーグレー」である(写真はLatitude 7440 Ultralight)
Latitude 5340/5440/5540
「Latitude 5340」は13.3型、「Latitude 5440」は14型、「Latitude 5540」は15.6型ディスプレイを搭載するメインストリームノートPCだ。ボディーのプラスチック部材は、サステナビリティに配慮したバイオプラスチックを採用している。ディスプレイのアスペクト比は16:9だ。
Latitude 5340はクラムシェルタイプの他、コンバーチブル式の2in1タイプ(Latitude 5340 2-in-1)を用意している。また、Latitude 5540は外部GPUとして「GeForce MX550」を備える構成も選べる。
税込みの直販標準価格はLatitude 5340が21万3980円から、Latitude 5440が24万980円から、Latitude 5540が28万8406円からとなる。
Latitude 3340/Latitude 3440/Latitude 3540
「Latitude 3340」は13.3型、「Latitude 3440」は14型、「Latitude 3540」は15.6型のスタンダードノートPCだ。Latitude 3340については、クラムシェルタイプの他、コンバーチブル式2in1タイプ(Latitude 3340 2-in-1)も用意されている。
税込みの直販標準価格は、Latitude 3340が20万980円から、Latitude 3440が15万5980円から、Latitude 3540が13万980円からとなる。
Precision Mobileシリーズの新モデルの特徴
Precision Mobileシリーズは、エントリークラスの「Percision 3000シリーズ」と、フラグシップの「Precision 7000シリーズ」に新モデルが登場する。
Precision 3000シリーズ
Precision 3000シリーズでは、14型で軽量性重視の「Precision 3480」と15.6型の「Precision 3580」「Precision 3581」が登場する。
Precision 3480とPrecision 3580は第13世代CoreプロセッサのU/Pシリーズを搭載しており、オプションで外部GPUとして「NVIDIA RTX A500」を追加できる。税込みの直販標準価格は3480が23万3980円から、3580が21万980円からとなる。
Precision 3580は第13世代CoreプロセッサのHシリーズを搭載しており、オプションで外部GPUとして「NVIDIA RTX 2000 Ada」を追加できる。税込みの直販標準価格は48万370円からとなる。
Precision 7000シリーズ
Precision 7000シリーズでは、16型の「Precision 7680」と17.3型の「Precision 7780」が登場する。いずれも第13世代CoreプロセッサのHXシリーズを搭載しており、外部GPUとして「NVIDIA RTX 5000 Ada」を選択できる。メインメモリはECC(エラー訂正機能)対応のモジュールで、より信頼性を求められる用途にも利用可能だ。
税込みの直販標準価格は、Precision 7680が80万5870円から、Precision 7780が76万9560円からとなる。
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