Meta Quest Proをハイブリッドワークで使って見る(前編)(2/3 ページ)
Meta(旧Facebook)のVRヘッドセット最新モデル「Meta Quest Pro」。「Meta Quest 2」の上位モデルとなるが、まずは実機を細かくチェックした。
パンケーキレンズの採用で薄型化し鮮明さもアップ
新たに開発したパンケーキレンズの採用により、光学モジュールの奥行きを約40%削減したのに加え、2基のLCDパネルを内蔵し、片目あたり1800×1920ピクセルと1832×1920ピクセルのMeta Quest 2とほぼ同じだが、「ローカルディミング技術」と「量子ドット技術」の導入で1インチあたりのピクセル数は約37%高く、コントラスト比も75%向上し、色域も約1.3倍広くなったという。
5つの外部用カメラがカラー対応となり、現実世界を映したパススルー映像がカラーになった。また、5つの赤外線アイトラッキング/フェイストラッキングセンサーを内蔵することで、VR内のアバターに視線や表情を反映させることも実現している。
視野角は水平106度/垂直96度(Meta Quest 2は水平97度/垂直93度)、リフレッシュレートは90/72Hz(同120/90/72/60Hz)で、瞳孔間距離(IPD)はこれまでの3段階(58/63/68mm)から55~75mmと設定範囲が広くなった。
Meta Quest ProではMicrosoftのMRデバイス「HoloLens 2」のような形状になっており、Meta Quest 2と違って遮光範囲が狭くなっている。そのため、標準でマグネット式の「部分遮光ブロッカー」が2個セットになっており、別売で「Meta Quest Proフル遮光ブロッカー」(6820円)が用意されている。
続いて、生まれ変わったコントローラーや充電スタンドを見ていこう。
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