2022年度の国内PC出荷台数は2年連続の減少/米連邦取引委員会と司法省がAmazonを提訴:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月28日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
対話型NPCを生成AIで実現する「NVIDIA ACE for Games」を発表
NVIDIAは5月28日、台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2023」において、生成AIを利用することでゲーム中のキャラクター(NPC)と自然に会話を行える新技術「NVIDIA Avatar Cloud Engine(ACE)for Games」を発表した。
NVIDIA ACE for Gamesは、ゲームを変革することを目的としたカスタムAIモデルファウンドリサービスだ。開発者はソフトウェアやゲームでカスタマイズされた音声、会話、アニメーションAIモデルを構築して展開することができる。
NPCのセリフや表情は飛躍的に増えてきているが、基本的には決められたことを話しているにすぎない。NVIDIA ACE for Gamesを利用すれば、設定に基づいた自然な会話をプレイヤーと行えるようになる。
NPCにキャラクター付けを行える「NVIDIA NeMo」、ライブでの音声会話を可能にする「NVIDIA Riva」、音源データからキャラクターの表情を作成できる「NVIDIA Omniverse Audio2Face」などで構成されており、将来的には人間のフィードバックからの強化学習も適用、開発プロセス中にデザイナーからのリアルタイムなフィードバックも受け取れるようになるとしている。
NVIDIAの時価総額が一時1兆ドル超え
NVIDIAの株価が5月30日に一時418ドルを記録し、時価総額が1兆ドル(約139兆円)を超えた。その後、株価はわずかに減少し380ドル前後となっている。なお、2023年1月には1株143ドルほどで、わずか半年で株価が2倍超に上昇したことになる。
現在、1兆ドルを超えている企業はAppleやMicrosoft、Alphabet、Amazonなどで、半導体企業では初めてのことだ。
2022年末からの生成AI人気の高まりにより、GPU製品やAI向けチップの需要が拡大しており、この分野で高いシェアを誇るNVIDIAが注目を集めることとなった。
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