「Apple Vision Pro」のEyeSight、スバルの運転支援システムと商標かぶる? 実際は25年前に……(1/2 ページ)
「Vision Pro」のEyeSightという名称が気になってしまった皆さん。記者も気になったので調べてみた。
米Appleが発表したMRゴーグル「Vision Pro」には、ゴーグルをかぶっていても周囲にいる人とスムーズにコミュニケーションできるという「EyeSight」(アイサイト)と呼ばれる機能が搭載されている。車に関心がある人なら“アイサイト”と聞いて、SUBARUの運転支援システムを思い浮かべたのではないだろうか。
「iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています」──Appleといえば、日本でiPhone(アイフォーン)の商標を使うために住宅向けドアホン大手のアイホン(名古屋市)にロイヤリティーを支払っているのは有名な話だ。
もしかすると、アイサイトも似たような状況になったりして……。そんな小さな疑問から、特許庁に登録された商標を調べたところ、意外な結果を見つけた。
Vision Proに搭載された「EyeSight」とは?
AppleがVisio Proに搭載する技術として発表したEyeSightは、Vision Proを装着している人の状況を周囲の人が認識できるというもの。
装着している人が周囲の状況を確認できている場合は、装着者の目元を外側のディスプレイに表示する。逆にコンテンツに没入しているときは目元が隠れるといった仕掛けになっている。周囲の人はVision Proを装着している人がいま何をしているのか、話しかけていいのかといった状況が分かりやすい。
一方、SUBARUの運転支援システムであるアイサイト(EyeSight)は、乗用車のフロントガラス上部に取り付けられたステレオカメラなどを使って衝突被害軽減ブレーキの制御、または運転負荷を軽減させる高度なクルーズコントロール機能を備えるもの。安全性というブランディングを強化する同社の代名詞的な機能だ。
「アイサイト」の商標を特許庁で調べてみたら
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