PFUから新登場! ワイヤレス接続対応の「RICOH Light Monitor 150BW」はバッテリー内蔵で約715gの軽量15.6型モバイルディスプレイだ:モバイルディスプレイの道(4/5 ページ)
リコーから法人向けに発売されていた15.6型モバイルディスプレイ2モデルが、個人向けとしてPFUから発売された。無線接続対応の上位モデル「RICOH Light Monitor 150BW」を試してみた。
Androidの場合
続いてAndroidについて見ていこう。AndroidもWindowsと同じ仕組み(Miracast)で接続するが、全てのAndroidデバイスがMiracastに対応しているわけではないため、使える機種はかなり限定される。
また映像自体は表示できてもHDCPは非対応だったり、ペン操作ができなかったりすることもしばしばだ。詳しくは同社が掲載している動作確認リストをチェックしてほしい。
さて、手持ちのデバイスで試していたところ、AndroidベースのFire OSを採用するAmazonのタブレット「Fire Max 11」が本製品との接続に対応することが分かった。Fireの設定画面から「接続デバイス」を開き「画面ミラーリング」を実行すると本製品を検出するので、後は画面の指示にしたがってタップをしながら進めていくだけだ。
もっとも単に表示が行えるというだけで、ホーム画面を横スワイプして切り替えた時、スワイプのアニメーション表示をまるごと飛ばしていきなり次の画面が表示されたり、十数秒経ってからようやく切り替わったりと、パフォーマンスは期待できない。
これが毎回決まった秒数だけ表示が遅れるのであれば対処もできるのだが、実際にはバラバラで、プレゼンなどでの利用はまず不可能だ。接続するデバイスによってこのあたりの挙動が異なる可能性はあるが、前述のWindowsや後述するiPadと比べると、実用性が天と地ほども違う。
iPad/iPhoneの場合
最後にiPadやiPhoneについてだが、こちらは専用アプリ「RICOH Monitor Mirroring」をiPadやiPhoneにインストールし、そこから接続を行う。アプリを起動するとすぐさま本製品が検出されるので、タップして選択したのち「ブロードキャストを開始」をタップすることで、画面がミラーリング表示される。
こちらは前述のAndroidとは異なり、画面の切り替えやタップなどの遅延もほんの一拍程度で、プレゼン用途などでの実用性も十分だ。アスペクト比の関係で左右はもちろん、下部にも黒帯ができてしまう点さえ気にならなければ、iPadもしくはiPhoneの画面を手軽に出力する方法としておすすめできる。
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