レビュー

約1.32kgで本格派! マウスの新型「DAIV Z4-I7G50SR-B」は持ち運びやすさとクリエイティブ適性を両立させたモバイルPCだった(5/5 ページ)

マウスコンピューターの「DAIV Z4-I7G50SR-B」は、クリエイター適性の高いスペックをそつなくまとめた注目の1台だ。実機を細かくチェックした。

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ボディー表面の発熱はしっかり抑えられている

 サーモグラフィーや動作音のテスト結果も合わせてみると、本機はパフォーマンスよりも快適な使用感を優先したチューニングになっているようで、高負荷時でもボディーの発熱、特に手がよく触れるパームレストの発熱はしっかりと抑えられている。高負荷時の動作音も体感的には十分許容範囲だ。夏季はエアコンに加え、サーキュレーターなどを稼働させている状況が多いと思うが、そういう環境であれば特に大きな音とは感じない。


FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク終了直前に、FLIR ONEで撮影したサーモグラフィー(室温は28度)

動作音の比較。暗騒音は35.9dBで、室温は30度だった。騒音計はサンワサプライのデジタル騒音計「CHE-SD1」を利用し、本体正面から5cmの至近距離で測定した

持ち運びやすさもクリエイティブ適性も文句なしの1台

 DAIV Z4-I7G50SR-Bは、約1.32kgのコンパクトなボディーながら最新のパワフルなCPUを搭載し、さらにNVIDIA GeForce RTXシリーズのGPU、色再現性の高い画面、Thunderbolt 4端子を備えるなど、プロユースのクリエイティブ用途でも使える内容を備える。

 モバイル向けのクリエイターPCというと、軽量なものは表示関連(特にGPUや画面の色再現性)が微妙で、その辺りもカバーした本格派だと軽くても約1.6kg~1.8kgくらいはあるものがほとんどであるだけに、持ち運びやすさとクリエイティブ適性をしっかり両立させた本製品は貴重な存在だ。技術の進歩をクリエイターのニーズに沿うように反映させて、魅力的な製品に仕上げているといえる。

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 標準構成の直販価格は、税込みで22万9900円だ。BTOにも対応しており、SSDを2TBにすると25万6300円と、一般的なPCの感覚だとやや割高と感じるかもしれないが「持ち運べる本格派のクリエイターPC」という本製品付加価値は高く、決して高すぎるというこはないだろう。なお、同社のPCは2023年4月から標準の保証期間が3年間に延長されている。この点も魅力の1つだろう。

 なお、8月30日午前10時59分まで開催されている「ビックサマーセール」では、3万100円オフの19万9800円~となっており、もし本機の購入を検討しているなら、このタイミングで買うのも大いにアリだ。

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