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13万円切りの2画面ノートPC「RevoPad」を試して分かったこと(1/3 ページ)

2画面PCというと、どうしてもハイスペックで高価なイメージがあるが、Glotureの「RevoPad」はグッと安価なモデルになっている。実際の使い勝手はどうなのか、試してみた。

 最近では、各社からハイエンドなクリエイターモデルとしてリリースされることが増えている2画面のノートPC。多くの場合は、キーボード面の上部にもディスプレイが配置されていたり、トラックパッド部がモニターになっていたりする。使い方次第ではあるもの、常に表示しておきたい情報や、参考資料を表示したりする際に便利そうだ。

 ただ、こうしたノートPCは、最新のアーキテクチャやテクノロジーを採用しており、往々にして価格が高いハイエンドモデルなことがほとんどだ。液晶ディスプレイを、2画面搭載しているというコスト面を考えても価格が高くなるのは仕方がないところだろう。

 そんな中、Glotureが12万9800円(税込み、以下同様)と手の届きやすい2画面ノートPC「RevoPad」を発売した。今回は、そのRevoPadを触った印象をお伝えしたいと思う。

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Glotureが発売する15.6型と7型の液晶ディスプレイを備えたノートPC「RevoPad」

デュアルディスプレイを備えながら13万円切りのノートPC

 RevoPadは、15.6型で1920×1080ピクセル表示のディスプレイを持つノートPCだ。15万円前後のノートPCでは有機ELを搭載したモデルもあるが、RevoPadはIPS液晶だ。具体的な色域や輝度などのスペックが公開されていないが、最大輝度にしても若干暗い印象がある。ただし、ベゼルは細く見栄えはいい。

 RevoPadの特徴となっているセカンドディスプレイは、キーボードの右横に配置されている。こちらは7型で800×1280ピクセル表示のIPS液晶となり、セカンドディスプレイのみ静電容量式のタッチパネルを備えている。


15.6型の液晶ディスプレイは1920×1080ピクセル表示に対応している。パネル表面はノングレアで、タッチ操作には非対応だ

キーボード横に7型のタッチディスプレイを搭載する。画面解像度は800×1280ピクセルと縦長だ

 使い方としては、ビデオ会議中に手書きでメモを取ったり、セカンドディスプレイにSNSの画面を常に表示していたりといったことが考えられる。この画面向けに専用のユーティリティーなどは用意されておらず、単純に2画面を備えているだけなので、使い道はいくらでもありそうだ。


Windowsからは2画面として認識される。デフォルトの配置はこの様になっていたが、もちろん好きな場所に配置可能だ

 試用機にはペン先が異なる2種類のスタイラスペンが付属しており、用途に応じて選択できる。またタッチパネルは静電容量式なので、一般的なスマートフォン用のタッチペンであれば利用可能だ。ただし、パームリジェクト機能がない点は注意してほしい。

 なお、ボディーサイズは実測で355(幅)×217(奥行き)×22(高さ/突起含む)mm、重量は1.648kgある。


付属のペンに加え、一般的なスマートフォン向けのスタイラスを扱える。もちろん、指先でも文字は書ける

標準でペン先が異なる2タイプのペンが付属する

天面部分はつや消しのシルバーで、指紋も目立たない

底面に吸気口、背面に排気口がある

 次にキーボード面を見ていこう。

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