レビュー

これは手頃なEvoモデルだ! BAPEワールド全開な「Vivobook S 15 OLED BAPE Edition K5504VA」をチェック(3/4 ページ)

鮮やかな2.8K有機ELディスプレイを搭載

 画面は15.6型の有機ELディスプレイ(OLED)を搭載する。OLEDならではの締まりのある黒の表現、発色の良さに加えて、2880×1620ピクセルの高解像度表示に対応し、画素ピッチ212ppiと精細さも持ち合わせる。他のスペックも、最大輝度550ニト、コントラスト比100万:1、リフレッシュレート120Hz、応答速度0.2ms、色域DCI-P3比100%と一流だ。

 画面の良さは、起動した瞬間からすぐ分かる。BAPEのマークや壁紙、Windowsのデスクトップ画面も精細かつ鮮やかに描画される。エンタテイメントのコンテンツを高画質で楽しめるのはもちろん、ビジネス用途や学習のモチベーションも上げてくれるだろう。


2880×1620ピクセルの高解像度表示に対応しする15.6型有機ELディスプレイを搭載する。表面は光沢仕上げだ。HDRコンテンツを高いレベルの品質で表示できる「DisplayHDR 500 True Black」に準拠している

DCI-P3比100%(sRGB比133%)をカバーし、カラーサイエンス大手のPANTONE認証も取得している。「MyASUS」ユーティリティーでは、色域の選択が可能だ

パワフルなCPUを搭載

 基本スペックは、CPUがCore i9-13900H、メモリが16GB、ストレージが512GB SSDという内容だ。薄型ノートPCとしてはかなりパワフルなCPUを搭載している。

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 GPUがCPU内蔵GPU(Intel Iris Xe Graphics)であるため、プレイできるゲームタイトルによって制限はあるが、ビジネスや学習用途でも快適にこなし、カジュアルクリエイティブ、カジュアルゲームまで幅広く対応できる内容だ。


CPUは、第13世代のCore i9-13900Hを採用。性能優先のPコアが6基(12スレッド)、電力効率優先Eコアを8基(8スレッド)、合計で14コア20スレッドという仕様だ

ストレージは、PCI Express 4.0 x4インタフェースのNVMe SSDを搭載する。評価機では「HFS001TEJ9X108N」という型番のSSDが搭載されていた

CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア

インタフェースは先進的な内容

 通信機能としては、Wi-Fi 6E対応の無線LAN、Bluetooth 5.1を標準装備している。USBポートは、Thunderbolt 4対応のType-Cに加えて、USB 3.2 Gen 2対応のType-A、USB 2.0対応のType-Aと合計3基を搭載している。Type-CはUSB PD(Power Delivery)にも対応しており、充電端子として利用可能だ。

 画面出力用としては、Type-Cの他にHDMIも搭載しており、広く普及しているHDMI端子を持つ外部ディスプレイや、家庭用TVに出力してのマルチディスプレイ環境も変換アダプターなしでスマートに構築できる。


前面部。ボトム中央部にくぼみがあり、すんなりと指がかかってカバーを開けやすい

背面部。排気口はヒンジの内側にある

左側面にUSB Type-A(USB 3.2 Gen 1)がある

右側面には2基のUSB Type-C端子があり、左がUSB4、右がUSB 3.2 Gen 2対応だ。3.5mmのヘッドセット(ヘッドフォン/マイク兼用)端子も装備する

画面の上には約207万画素のWebカメラとアレイマイクを搭載している

カメラを物理的に閉じるシャッター付きだ

AIを活用したノイズキャンセリング機能が利用可能だ

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