AMDがRDNA 3ベースのGPUと「Ryzen AI」(一部)搭載のデスクトップ向けAPU「Ryzen 8000G」を投入 「Ryzen 5000」にも追加モデルあり:CES 2024(2/2 ページ)
AMDが、RDNA 3アーキテクチャのGPUを搭載するデスクトップ向けAPUを発売する。2020年に初登場した「Ryzen 5000シリーズ」にも、新モデルが投入される。
古いシステムの“強化”にも使える「Ryzen 5000シリーズ」新モデル
Ryzen 5000シリーズの新モデルは、3D V-CacheでL3キャッシュ増量したものが1つ、GPU非搭載のものが1つ、GPUを統合したもの(APU)が2つ登場する。いずれも“枯れたシステム”で低コストかつ高パフォーマンスのPCを構築することを目的に投入される。
Ryzen 7 5700X3D
「Ryzen 7 5700X3D」は、Ryzen 7 5700Xをベースに「3D V-Cacheテクノロジーズ」を適用することでL3キャッシュを大幅に増量したモデルだ。米国における想定販売価格は249ドル(約3万5900円)となる。主な仕様は以下の通りだ。
- CPUコア:8基16スレッド(3GHz~4.1GHz)
- GPUコア:なし
- L2/L3キャッシュ:合計100MB
- TDP(熱設計電力):105W
- CPUファン:なし(別売)
Ryzen 7 5700
「Ryzen 7 5700」は、今まで製品情報にはありながらも販売されてこなかった“サフィックス(末尾のアルファベット)なし”の8コア16スレッドCPUだ。8コア16スレッドの処理パフォーマンスを低コストで導入したい人に向けて、いよいよ登場する。
米国における想定販売価格は175ドル(約2万5300円)となる。主なスペックは以下の通りだ。
- CPUコア:8基16スレッド(3.7GHz~4.6GHz)
- GPUコア:なし
- L2/L3キャッシュ:合計20MB
- TDP(熱設計電力):65W
- CPUファン:AMD Warith Spire
Ryzen 5 5500GT/5600GT
「Ryzen 5 5500GT」「Ryzen 5 5600GT」は、GPUを統合したAPUの新製品だ。Ryzen 5 5500GTは純粋な新製品だが、Ryzen 5 5600GTについては「Ryzen 5 5600G」の動作クロックを向上したリフレッシュ製品ともいえる。想定販売価格は、Ryzen 5 5500GTが125ドル(約1万8000円)、Ryzen 5 5600GTが140ドル(約2万200円)となる。主なスペックは以下の通りだ。
- Ryzen 5 5500GT
- CPUコア:6基12スレッド(3.6GHz~4.4GHz)
- GPUコア:Radeon Graphics
- L2/L3キャッシュ:合計19MB
- TDP(熱設計電力):65W
- CPUファン:AMD Warith Stralth
- Ryzen 5 5600GT
- CPUコア:6基12スレッド(3.6GHz~4.6GHz)
- GPUコア:Radeon Graphics
- L2/L3キャッシュ:合計19MB
- TDP(熱設計電力):65W
- CPUファン:AMD Warith Stralth
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