レビュー

ペン付きの堅実なスペックで実売6万9800円! 2in1モデル「ASUS Chromebook CM30 Detachable」を試す(2/4 ページ)

ASUS JAPANから多数のChromebookが発売された。その中で一番コンパクトな2in1モデル「ASUS Chromebook CM30 Detachable」(CM3001DM2A)の実機をテストした。

画面は10.5型とコンパクト Google Playストアが利用可能

 続いて、本体にあたるタブレット部をチェックしていこう。画面サイズは10.5型で、解像度は1920×1200ピクセルだ。パネル表面はグレア調で、映り込みがかなり目立つ。また、視野角は水平/垂直ともに170度とされているが、斜め方向からは画面が暗く見える傾向は強い。

 ポートやボタン類は左側面に集中している。キーボードおよびキックスタンドを装着した状態では、画面および背面は保護されるが、この側面はガラ空きになるので注意したい。重量は実測615gと、10型クラスのタブレットとしてはやや重めだ。

 なおUSB Standard-A端子は搭載せず、HDMI端子も備えないなど、標準のポート類は制限がある。USB Type-C端子も1つだけで、電源アダプターを接続すると余りはなくなってしまうため注意したい。

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ポートやボタン類は左側面に集中している。3.5mmのイヤホンジャックも搭載している

右側面にはスピーカー以外に何もない

上面は中央部のマイクのみで、右端にある黒い部分はスタイラスホルダーだ

底面。ポゴピンの左右には、キーボードを支える穴が用意されている

単体では一般的なタブレットとして利用できる。インカメラは画面を横向きにした状態で中央上部に配置される

もちろん縦向きでの利用も可能だ

ベゼル幅はそれぞれ14mm(上部)と16.5mm(側面)で、昨今のタブレットと比較するとやや厚めだ

本体のみの重量は実測615gだった(公称値は約609g)

キーボードおよびキックスタンドも込みだと実測で988gと公称値通りだ

 スペック回りも見ていこう。CPUはMediaTekのKompanio 520(8186)で、Chromebook Plusの基準(第12世代Intel Core i3以降、またはAMD Ryzen 3 3700シリーズ以降)からは外れているが、メモリは8GB、ストレージは128GBで、この2つはいずれもChromebook Plusの基準をクリアしている。

 カメラは、イン/アウトともに約503万画素、アウトカメラのみオートフォーカスに対応する。こちらはChromebook Plusの基準である1080pには及ばないが、TV会議などの用途には問題なく対応できる。アウトカメラはやや出っ張っているが、キックスタンドを装着すれば段差は解消可能だ。

 バッテリーの駆動時間は、公称12時間(Google独自の測定法で算出)で、充電は最大45WのUSB Power Deliver(PD)に対応する。スマホなどとともに持ち歩く場合、充電器を共通化できるのは大きなメリットだ。ちなみに、本製品にはUSB Type-C仕様の充電アダプターも付属しているが、プラグが折りたたみ式ではないため、汎用(はんよう)の充電器を使った方が取り回しはよい。

 プリインストールされているアプリは以下の通りで、一部にASUS JAPAN独自のものもあるが、基本的にはGoogle製がメインだ。言うまでもないが、Google Playストアからアプリをインストールして利用できる。


カメラは、イン/アウトともに約503万画素で、アウトカメラ部はわずかに突出している

キックスタンドを取り付けると、アウトカメラ部の段差は解消される

プリインストールアプリその1。ほぼGoogle製アプリだ

プリインストールアプリその2。一部にASUS JAPANおよびAdobeのアイコンが見える

 続いて、キーボード回りを確認しよう。

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