レビュー

NVIDIAの最新GPUをいち早く搭載! 「G-Tune DG」のGeForce RTX 4070 SUPERモデルを検証(3/3 ページ)

NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 40 SUPER」シリーズが出そろい、各社のデスクトップPCに搭載モデルが登場している。マウスコンピューターの「G-Tune DG-I7G7S」は、GeForce RTX 4070 SUPER搭載のニューモデルだ。

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4Kゲーミング体験や快適なAI体験ができるパフォーマンス

 ここからは、ベンチマークテストの結果を見よう。比較対象としては、2021年発売の旧世代ゲーミングノートPCに加え、CPUにCore i7-14700KF、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4060(グラフィックスメモリは8GB)を搭載した「Alienware Aurora R16」のスコアも掲載している。


テストに利用した環境

 比較対象のAlienware Aurora R16と比べると、CPUのPBP(本機は65W、R16は125W)の差もあってCPUのパフォーマンスでは見劣るが、CINEBENCH 2024のGPUスコアや3DMarkのスコアを見ると、さすがにNVIDIA GeForce RTX 4060搭載機とは格が違うところを見せている。

 Far Cry 6やサイバーパンク2077といった、描画負荷が高いタイトルでも4K(3840×2160ピクセル)解像度で良いスコアをマークしており、ワンランク上のゲーミング体験ができる実力を持っていることが分かる。

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 また、UL Procyon Benchmark SuitesのAI処理性能やビデオ編集のテストでも、NVIDIA GeForce RTX 4060搭載機に対して、明確なアドバンテージを示している。

 静音性も良好だ。アイドル時でもそれなりの音はするものの、高負荷時でもほとんど変わらない動作音で、机の上に設置しても耳触りな印象はなかった。


CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア比較

CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア

PCMark 10のスコア比較

3DMarkのスコア比較

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークのスコア(3840×2160ピクセル/最高品質)

Far Cry 6(3840×2160ピクセル/最高画質/フルスクリーン)のベンチマークスコア。最低FPSが60fpsを大きく上回っており、4K解像度でも高画質設定で楽しめることが分かる

上記の最高画質から、さらに高画質テクスチャを有効にし、DXRシャドウなど拡張設定を全て有効にしてみたが、それでも最低FPSは60fpsを上回った

サイバーパンク2077(3840×2160ピクセル/レイトレーシング:低/フルスクリーン)のベンチマークスコア。こちらも最低FPSが60fpsを超えている

UL Procyon Benchmark Suites/AI Interface Benchmarkのスコア比較

UL Procyon Benchmark Suites/Video Editingのスコア比較

システムの動作音の測定結果。暗騒音30dB、室温19度、騒音計は本体正面から10cmの距離に設置して測定した

ワンランク上の性能と高い静音性を両立したゲーミングPC

 今回の評価機と同等構成のベースモデル価格は、同社直販サイトで28万9800円だ。ベンチマークテストで実証した高性能と高度な静音性を両立している内容や、3年保証が標準で付帯していることを考えれば納得できるプライスだろう。高性能なゲーミングPC、AI用途でも活用したいという人は要チェックの存在だ。

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