レビュー
8K/30fpsで撮影できる「Insta360 X4」は想像以上のデキ 気になる発熱と録画可能時間を検証してみたら(4/6 ページ)
今回はさらに1歩踏み込んでInsta360 X4の性能に迫ってみましょう。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
動画ファイルは30分ごとに分割
Insta360 X4で長時間録画を行うと、30分ごとにファイルを切り分けて保存します。これはInsta 360 X3など旧モデルも同様です。万が一のトラブルでファイル保存の処理がうまくいかなかったとしても、30分まで、60分まで、90分まではデータは保管できるメリットだと考えるといいかもしれません。
前後センサーの動画ファイルは1つにまとめられる
実はInsta 360 X4の改善点の1つに、2つのセンサーで捉えた前後面の動画ファイルの一体化があります。Insta360 X3は画角が半球の動画ファイルをそれぞれ別で保存していますが、Insta360 X4は1つのファイルに全天球の動画データを収めています。
以下のスクリーンショットを見てください。上の3つのファイルはInsta360 X3のもの。下の2つのファイルはInsta360 X4のものとなります。同じ位置で、同じ秒数だけ撮った動画のファイルですが、拡張子「INSV」のファイル数が異なります。
advertisement
1つのファイルにまとめてしまうと「前後の映像のステッチングの調整がしにくいのではないか」という不安は杞憂です。編集ソフトであるInsta360 Studioで読み込むと、正常(通常時)、レンズガード装着時や、ステッチ幅を調整できるカスタムの項目が用意されており、ポストプロダクション作業ができることが分かります。
なお拡張子「IRV」ファイルは低画質のプレビューファイルです。
関連記事
ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した
「Insta360 X4」はついに8K30fps撮影に対応し、Insta360 X3やInsta360 ONE RS 1インチ360度版のユーザーも、積極的に買い替えを検討しても良いモデルに仕上がりです。「Insta360 Ace Pro」は1/1.3インチセンサーにライカの技術を組み合わせたお手軽アクションカム Vlogを意識したフリップ式ディスプレイも魅力
Insta360が“まっとうな”作りのニューモデル「Insta360 Ace Pro」を投入します。新しい「Insta360 GO 3」は激変 充電ケースでアクションカム風に変貌する親指サイズのライフログカメラを試す
指先サイズのカメラ「Insta360 GO 3」が登場しました。従来の充電ケースはワイヤレスイヤフォンの充電ケースをほうふつとさせるデザインでしたが、新型はアクションカム風に変更されています。実機でその使い勝手を試してみました。自宅の「スマートロック」にありがちな誤解 家から締め出されないために心掛けている実践的な5つのこと
スマートロックでよく聞くお困りごとは、ちょっとした心掛けで解消できる。そのコツを紹介する。4K Webカメラ「MX BRIO 700」は仕事で使うと役立つ? 試して分かった他との違い
ロジクールが、フラッグシップモデル「MXシリーズ」初の4K Webカメラ「MX BRIO 700」を発表した。その使い勝手を実機で試した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.