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身近で便利で体感できるAIはSynapticsにあり? ビデオ会議やタッチパッド、ドッキングステーションなどをデモCOMPUTEX TAIPE 2024(1/2 ページ)

台湾で開催中の見本市「COMPUTEX TAIPE 2024」には、さまざまな企業がブースを出展している。ここではタッチパッドや生体認証、WebカメラなどでおなじみのSynapticsを紹介する。

 米Synapticsのブースでは、既存の製品からこれから製品化するものまで、さまざまな形で同社のテクノロジーを伝える展示内容になっていた。中でも目を引いたのは、おなじみのタッチパッドや指紋認証、ビデオ会議のソリューション、IoT関連の展示だ。


COMPUTEX TAIPE 2024の台北南港展覧館第二ホールにあるSynapticsのブース

展示ブース内は多くの顧客でにぎわっていた

タッチパッドの手のひら誤検出を防ぐ新タイプのモデルを展示

 同社は、ノートPC向けにタッチパッド/クリックパッド/フォースパッド/セキュアパッドといったデバイスやソフトウェアを提供している。展示ブースでは、デル・テクノロジーズのノートPC「XPS 13」に採用されている触覚フィードバックや、手のひらの誤検知を防ぐ「パームリジェクション」機能を従来モデルから改良した新タイプのデモ機を実際に試せた。


同社が手がける、さまざまなパッドシリーズと対応機能

 これまでは、キー入力時にタッチパッドの左右縁部分に載せた手のひらを「指」と誤認してしまい、カーソルがワープしたようになってしまうケースが見られていたが、新タイプでは面積の検出を細かくチューニングすることで、誤検出を回避している。

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 2025年には量産体制を整え、2026年には搭載モデルが一般提供される見込みだという。


「TouchPad & Fingerprint」コーナー

従来モデルでは、タッチパッドの左右縁部分に載せた手のひらが、指と誤検出されやすかった。新タイプでは、細かなチューニングを行って改良を加えたという

デモ機で指をふれると、緑色の枠が表示される

手のひらを載せると、赤い枠になる

新タイプのタッチパッドを搭載したデモ機。見た目は従来と変わらないが、タッチパッドの縁に手のひらを載せても誤検出されることはなかった

こちらは、よりコストを抑えた新タイプのタッチパッド搭載モデル。顧客の要望に応じて、2つの新タイプを用意したそうだ

指紋認証センサーや電源ボタンが一体になったノートPCの採用例。セキュアにログインできるので便利だ

XPS 13シリーズで採用された触覚フィードバック機能付きファンクションボタン。触覚フィードバックは、顧客の要望に応じて強度を柔軟に調整できるそうで、XPS 13の場合は“弱め”だという

触覚フィードバックのオン/オフはWindows 11の設定メニューから行う
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