「Interop Tokyo 2024」で各社の最新テクノロジーとソリューションを見てきた!:Interop Tokyo 2024(1/7 ページ)
さまざま端末がネットワークへ接続できるようになったことで得られる恩恵は多いが、それと同時にセキュリティ上のリスクも増大した。最新テクノロジーでその課題を解決すべく、「Interop Tokyo 2024」には多彩なソリューションが展示されていた。最前線の取り組みを紹介しよう。
最先端の情報通信関連技術を集めた展示会「Interop Tokyo 2024」が、6月12日~14日にかけて幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された。
誰もがインターネットに接続できるようになったが、つい最近でも大規模なランサムウェアの被害が報じられたように、通信できるからこそのセキュリティ上のリスクも存在する。その解決方法の提案なども含め、さまざまなソリューションが展示されていたので紹介していこう。
データを人質に取られない頑丈なデータ保護プランを提供 Synology Japan
Synology Japanのブースで目立つように展示されていたのは、エンタープライズ向けとなるActiveProtect アプライアンスの「DP7400」だ。これは台湾の台北市で開かれた「Synology Solution Exhibition 2024」で出展されていたもので、国内では初展示となる。
データ保護に特化したソリューションで、クライアントからは接続するだけでイミュータブルバックアップが可能だ。イミュータブル(不変の/変更不能)なので、バックアップしたデータは管理者ですら削除することができない。ランサムウェアの餌食になることはないというわけだ。
また、DP7400からDP7400へ同じようにイミュータブルバックアップを取ることができ、さらに別の外部ストレージへバックアップを取って冗長化も行える。
内蔵の仮想マシンによるサンドボックス環境化でデータ破損の検知や復元、バックアップの検証、災害復旧訓練のテストなどを実行可能だ。万が一の際でも、エアギャップバックアップにより隔離されたデータが残るため、データの消失を防ぐことができる。
「アプライアンスなので、セッティングに時間がかからないところもメリットの1つだ」と担当者は解説していた。
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