レビュー

「Google Pixel 9 Pro Fold」を開封レビュー! 折りたたみ型スマホに感じたメリットとデメリット(2/3 ページ)

Googleから、フォルダブル(折りたたみ型)のスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」が発売された。この3画面スマホならではのメリットとデメリットをチェックした。

カメラは3眼構成 SoCは最新のTensor G4/Titan M2を採用

 背面カメラは約4800万画素(広角)と約1050万画素(超広角)、1080万画素(望遠/光学5倍)という3眼構成だ。Pixel 9 Proの約5000万画素(広角)+約4800万画素(超広角)+約4800万画素(望遠)という構成と比較するとやや見劣りする部分だが、本体の厚みを抑えるために大型のセンサーやレンズが組み込めなかったのだろう。


背面カメラは、約4800万画素(広角/画角82度)+1050万画素(ウルトラワイド/画角127度)+1080万画素(望遠/画角23度)の3眼構成となる

 Pixel 9 Proと比べて画素数が少なめといっても、写り自体に問題はない。


標準の1倍で撮影したサンプル

2倍望遠のサンプル。光学5倍、超解像ズームを合わせれば最大20倍のズームに対応する

こちらは接写のサンプル

 SoCには、Google独自のTensor G4を搭載する。メモリは16GBでストレージは256GBだ(販路によっては512GBモデルもある)。Tensor G4の最新SoCではあるし、価格帯的にも超ハイエンドの性能を期待したくなるが、ベンチマークテストの結果を見る限りでは、そこまでハイエンドというわけではない。

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 Geekbench 6のスコアはシングルコアが「1780」、マルチコアが「3753」で、2世代前のSnapdragon 8+Gen 1と同程度だ。これについてGoogleは、「Tensor G4はベンチマークで良いスコアを出すために設計したわけではない」とインタビューで答えている。とはいえ、実際に操作しても遅いとは感じず、アプリの起動などもキビキビとしている。


Geekbench 6の結果。左がPixel 9 Pro Fold(Tensor G4)、右がGalaxy S24 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)だ

純正のスマートフォンケースを試す

 今回は純正のケースも試した。カバーのリサイクル プラスチックがふんだんに使われており、カバー単体の重量は約31.2gとなっている。


純正ケース(Obsidian)のパッケージの中身。左はカメラ部分に、右はカバーディスプレイに取り付ける

カバーディスプレイ側に取り付けるカバー(左)は、4カ所のシールで固定される形だ。裏地はマイクロファイバー素材が採用されている(右)

カバーを取り付けたところ。ヒンジの部分はむき出しとなる

インナーディスプレイ側は縁がカバーされるが、電源ボタンや音量調整ボタンはむき出しだ

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