PC値上げの波はVAIOにも? 糸岡社長が明かす「マウスエフェクト」への対応とブランド価値の向上
PC USERでは、VAIOの代表取締役 執行役員社長の糸岡健さんにインタビューを行い、直近のPC販売について率直な思いを聞いた。その詳細をお届けする前に、概要をお届けしたい。
PC USERでは、VAIOの代表取締役 執行役員社長である糸岡健さんにインタビューを行い、直近のPC販売や業界動向について率直な思いを聞いた。
詳細は大河原克行さんの連載「IT産業のトレンドリーダーに聞く!」にて後日公開予定だが、2025年末から続く半導体需給の逼迫(ひっぱく)やPC販売への影響など、特に関心の高いトピックを先行してお届けする。
VAIOはブランド価値で選ばれる存在を目指す
ノジマの傘下になって1年が経過したVAIOだが、売上の9割を占める法人部門や法人営業の基盤を維持/強化しつつ、内部変革に注力しているという。また、前社長の山野正樹さんが言語化したVAIOの理念「カッコイイ、カシコイ、ホンモノ」をさらに進化させる方針だ。
一方、足元ではAIサーバ需要の急増により、PC向けメモリの供給が厳しく価格も高止まりしている。円安の影響も重なり、PC各社は製品価格の値上げを避けられない見通しだ。
糸岡さんは「VAIOは価格競争ではなく、ブランド価値で選ばれる存在を目指す」としつつ、「現時点では4月中の価格改定を予定している。値上げ幅や具体的なタイミングについては調整中だが、部材の動向や市場環境を踏まえ判断していく。いずれにしても戦略的な視点に立って、部品メーカーとの長期的な協力による安定供給を目指す。また、価格に見合う価値をお届けしていく努力は続ける」と明かした。
2025年12月にマウスコンピューターがXへの投稿と自社ページでの告知に端を発した、いわゆる「マウスエフェクト」と呼ばれる市場の混乱が続く中で、VAIOは「天板ロゴ無償修理」などの品質保証宣言を通じ、ブランド価値の堅持に動いている。
4月に見込まれる価格改定を前に、現在実施中の「VAIO 新生活応援キャッシュバックキャンペーン」の活用も検討の余地がありそうだ。
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