レビュー

薄型2in1タブレットPCだけどモンハンワイルズも快適! Ryzen AI Max+ 395搭載の「ROG Flow Z13(2025)GZ302」を試すゲーミングノートPC ナビ(1/4 ページ)

ASUS JAPANから、AMDの最新CPU「Ryzen AI Max+ 395」を備えたパワフルな2in1タブレットPCだ。モンハンワイルズはプレイできるのか、実力をチエックした。

 ASUS JAPANの「ROG Flow Z13(2025)GZ302」は、13.4型のコンパクトなフォームファクターでありながら、強力なゲーミング性能を備えたゲーミング2in1タブレットPCの最新モデルだ。

 この最新2025年モデルでは、先代の2023年モデルからスペックを一新し、CES 2025で発表されたばかりとなるAMDの最新プロセッサ「Ryzen AI Max 300シリーズ」(開発コード名:Strix Halo)を搭載している点に注目だ。

 Ryzen AI Max 300シリーズは、最大16コア32スレッドのCPUコアに加えて、これまでのAMDのプロセッサとは一線を画す最大40コアの強力な内蔵GPUと、50TOPSのNPUを統合しており、どれだけのパフォーマンスを発揮できるのかが気になるところだ。

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 実機を入手したので、内容を詳しく見ていこう。


今回レビューする評価機は、CPU(APU)としてAMDの「Ryzen AI Max+ 395」を備える。これまでのAMDのAPUを大幅に上回る、40コアの「Radeon 8060S Graphics」を統合している

近未来的な外観の2in1タブレットPC

 ROG Flow Z13(2025)GZ302は、キックスタンドで自立し、デタッチャブルキーボードを装着するとノートPCとしても使える2in1タブレットだ。

 13.4型の画面を搭載するボディーのサイズは、約300(幅)×204(奥行き)×12.9~14.9(厚さ)mm、重量は約1.2kgだ。画面カバーを兼ねるデタッチャブルキーボードを装着すると、重量が約1.59kgに、厚さが約18.7~20.7mmになり、タブレットとしてはかなり重厚なボディーになる。

 ディテールにこだわった、近未来的な外観も印象的だ。裏面にはサイバーなパターンと共に「シースルーウインドウ」と呼ばれる透明窓を装備する。内部の基板をRGB LEDでライトアップして楽しめる。


13.4型の画面を搭載するボディーの重量はタブレットのみで約1.2kg、キーボード込みだと約1.59kgだ

キックスタンドを搭載する裏面には、サイバーなパターンだけでなく「シースルーウインドウ」と呼ばれる透明窓を備える。RGB LEDでライトアップして楽しめる

キックスタンドの角度は無段階に調整でき、最大では170度まで開く

キーボード裏のカバー部。シボのあるラバー質で、さりげなくロゴが配置されている

裏面はデュアルファンの吸気口とシームレスにパターンが刻まれている

デタッチャブルキーボードのキーピッチは実測で横が約19mm、縦が約18mm、公称のキーストロークは1.7mmだ。強度は十分で、あえて強く押し込めばわずかにたわむ程度だ

RGB LEDキーボードバックライトを搭載する。1ゾーンタイプなのであまり派手な演出はできないが、Armoury Crateユーティリティーで色やパターンをカスタマイズできる

側面に新しいデザイン要素として、CNC加工による細かいパターンが刻まれている

ROGのシンボルの脇にはロゴがプリントされた、タグのような突起が設けられている。ここに指をかけるとスムースにスタンドを開くことができる

キックスタンド内側にもパターンが刻まれている

付属のACアダプターは200Wと大出力でサイズも大きい。実測で約72(幅)×152(奥行き)×23(厚さ)mm、実測重量は552gある。端子は独自形状だ

バッテリー容量は70Whと大きい。公称の駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0)は、約10.6時間(動画再生時)/約16.8時間(アイドル時)だ

シースルーウインドウのライトアップとキーボードのバックライトの設定は、Armoury Crateユーティリティーに用意されている
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