20ms以下の低遅延2.4GHz接続とBluetoothに両対応したANC搭載「HyperX Cloud MIX 2」を試す　ドングル収納も便利：イヤフォン・ヘッドフォンナビ（1/3 ページ）

　日本HPは2月28日、USB Type-Cドングルを使用した2.4GHzワイヤレス接続と、Bluetooth接続に両対応のゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud MIX 2」を発売した。直販価格は2万9900円（送料別）だ。

　HyperXはもともとKingstonが手掛けるゲーミングブランドだったが、2021年にHPが買収、その後も引き続きHyperXブランドとして、ゲーミングヘッドフォンやイヤフォン、キーボードなどを展開している。今回取り上げるHyperX Cloud MIX 2は、2019年に発売された「HyperX Cloud MIX」の後継モデルで、実に6年ぶりの新モデルだ。

シンプルな外観のオーバーイヤーヘッドフォン

　HyperX Cloud MIX 2は、オーソドックスなオーバーイヤーデザインで、派手なRGBライティング機能もなく、見た目にゲーミング要素は感じられない。

　左右共に、イヤーカップのプレートはマグネットで脱着可能になっている。左側には2.4GHzのUSB Type-Cドングルを収納できるスペースが確保されていて便利だ。

　3.5mmイヤフォンジャックを使用した有線接続の他に、Bluetooth 5.3接続と、専用のUSB Type-Cドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続に対応している。特に2.4GHzワイヤレス接続は20msという超低遅延な伝送を実現しており、シビアな操作が求められるゲームプレイにも最適だ。

　専用のUSB Type-Cドングルは、以前に紹介した「HyperX Cloud MIX Buds 2」と同じものだ。USB Type-Cポートに直接挿して利用するが、専用のUSB Type-Cドングル本体がノートPCなどで隣のポートに干渉してしまうような場合には、付属の延長アダプターを活用できる。といっても、USBを延長しているだけなので、USBハブなどを使用している場合には、そちらに挿しても使用できる。

→・USBドングルで超低遅延！　ANCにも対応したTWSイヤフォン「HyperX Cloud MIX Buds 2」を試す

　バッテリー駆動時間は、2.4GHzワイヤレス接続時にANC（アクティブノイズキャンセル）有効で約52時間、無効で約72時間だ。Bluetooth接続ではANC有効で約70時間、無効で約110時間となっている。