Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月18日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月18日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表
Anthropicは10月21日、Claudeが能動的なエージェントとして働く新アプリ「Claude Duet」のリサーチプレビューを公開した。iOS/Android向けの単体アプリとclaude.aiで使える。リサーチプレビュー期間中はPro/Maxプランに含まれ、利用上限はClaudeの他の機能と共有する。まず米国のPro/Max加入者を対象に、ウェイトリスト登録制で提供するという。想定する利用者は、抱えている仕事をこなしきれない専門職や小規模事業者だ。
Claude Duetは「Claude Opus 5.5」をベースに設計されている。毎朝、接続したアプリの重要な項目をまとめた要約(ブリーフィング)を送り、日中は数時間おきにアプリを確認して、対応が必要なときだけメッセージを送る。常時確認しない仕組みの理由は、プランの利用上限を早く使い切ってしまうためだという。何を、どのくらいの頻度で知らせるかは利用者が指定できる。
依頼できる作業は、会議の日程調整のような事務作業から、ダッシュボードの作成、財務や営業の予測、プロトタイプやWebアプリの構築まで幅広い。専用の仮想マシンとブラウザで作業するため、ノートPCやスマートフォンの電源を入れておく必要はなく、完了したときや確認が必要なときに通知が届く。Claudeアカウントのメモリやスキル、接続済みのアプリは引き継がれる。
連携には、Claude Marketplaceにある6000以上のコネクターとプラグインを使える。同社はGmailやSlackで見落としたメッセージへの返信、QuickBooksやStripeでの未払い請求の確認、Gustoでの給与計算の準備、Docusignでの契約書の署名依頼などを例に挙げる。Stripeのデジタルウォレット「Link」を通じて、仮想カードで業務用の物品も購入できるという。
メッセージの送信や支払い、書類への署名、削除の前には、実行内容を示して承認を待つ。証券の売買や口座間の送金は、承認があっても実行しない。パスワードやサインイン用のトークンは直接扱わない設計で、今回新たに導入した分類器とシステムプロンプトにより、クレジットカード番号や政府発行のIDを共有する依頼は拒否するとのことだ。
なお、同社は現時点の制限として、やりとりを読み違えたり緊急度の判断を誤ったりする場合があること、チケット予約のような私用の作業は業務ほど得意ではないこと、作業中のブラウザ画面をまだ見られないことを挙げている。バックグラウンドでの確認も利用上限に数えられ、財務モデルや資料の作成といった大きな作業ほど多く消費する。当面はClaudeのメインアプリとは別のアプリとして提供され、日本を含む他の地域での提供時期については触れられていない。
AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化
AMDとIntelは10月20日、機械学習フレームワーク「PyTorch」向けに各社で進めてきたx86 CPUの最適化を、オープンソースのライブラリ「oneDNN」に統合すると発表した。開発者がAMDとIntelのどちらのCPUでも、共通のソフトウェア経路で最適化されたAI処理を使えるようにするのが狙いだ。
oneDNNは、CPU上でAIの処理を効率よく動かすための深層学習ライブラリで、Unified Acceleration Foundation(UXL Foundation)が管理している。両社は、PyTorchでx86 CPUの処理を高速化する既定のライブラリをoneDNNとすることで足並みをそろえた。AMDは自社の最適化ライブラリ「ZenDNN」の内容をoneDNNへ統合する作業を進めており、UXL Foundationにも運営メンバーとして加わった。今回の取り組みは、両社が主導する業界団体「x86 Ecosystem Advisory Group」の提言を受けたものだ。
両社によれば、この取り組みでAIエコシステムの分断を減らし、x86全体でAIアプリを作りやすく、保守や展開もしやすくするという。Intelのジェフ・マクベイ(Jeff McVeigh)氏(データセンター戦略プログラム担当副社長)は、x86 CPUの性能を引き出すために開発者が別々のソフトウェア経路を意識しなくて済むようにすると述べている。
また両社は、x86向けの新しい命令セット「AI Compute Extensions(ACE)」でも協力している。ACEはAI処理の中心となる行列の掛け算を高速化する命令で、今後のoneDNNの更新を通じてPyTorchに組み込むとのことだ。ACEの仕様は、x86 Ecosystem Advisory Groupが6月に公開している。
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