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ASUSがROG新製品を披露 Thunderbolt 5対応eGPUドックやスーパーTN液晶、スプリットキーボードなどCOMPUTEX TAIPEI 2025(2/2 ページ)

ASUSTeK ComputerがROGシリーズの新製品として、Thunderbolt 5対応eGPUドックやリフレッシュレート610Hzの液晶ディスプレイ、進化したBTFグラボなどを披露した。

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スプリットデザインの75%キーボード「ROG FALCATA」

 「ROG FALCATA」は、スプリットデザインを採用し、多様なスタイルで運用できるゲーミングキーボードだ。メカニカルスイッチに0.01mmの精度を持つ「ROG HFX V2」マグネットスイッチを搭載しており、アクチュエートポイントの調整にも対応している。


スプリットデザインを採用した75%ゲーミングキーボード「ROG FALCATA」

メカニカルスイッチに0.01mmの精度を持つ「ROG HFX V2」マグネットスイッチを採用している

展示機

裏面の様子。インシュレータも交換できる

サイドにあるボタンとホイールでアクチュエートポイントの調整や音量調整、イルミネーション設定などを行える

アクチュエートポイントの調整効果をアピールする展示

リフレッシュレート610HzのスーパーTN液晶ディスプレイ「ROG STRIX ACE XG248Q5G」

 「ROG STRIX ACE XG248Q5G」は、スーパーTNパネルを採用した24.1型液晶ディスプレイだ。解像度は1920×1080ピクセルで、リフレッシュレート610Hz、応答速度は0.1ms、入力ラグは0.8msという高速表示を誇る。色域も広く、DCI-P3を90%カバーするという。スタンドの占有面積を最小限に抑えた省スペース設計も特徴となっている。


24.1型スーパーTN液晶ディスプレイ「ROG STRIX ACE XG248Q5G」

リフレッシュレート610Hz、応答速度は0.1ms、入力ラグは0.8msという高速表示を誇る

展示機。残像の少なさをアピールしていた

\^デタッチャブルコネクターで互換性がアップしたBTF Editionの最新作

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デタッチャブルコネクターで互換性がアップしたBTF Editionの最新作

 完全裏配線を実現するBTFシリーズからは、新しいグラフィックスカードとして「ROG ASTRAL NVIDIA GeForce RTX 5090 BTF EDITION」と「TUF NVIDIA GeForce RTX 5070 TI BTF WHITE EDITION」の2製品が披露された。

 完全裏配線を実現するため、BTF Editionのグラフィックスカードは、電源コネクターを搭載せず、PCI Expressインタフェース側に追加のエッジ電源コネクター(GC-HPWR)を装備していたが、これによりBTF Editionのグラフィックスカードは、BTFマザーボードでしか使えないという課題があった。

 新製品では、GC-HPWRを着脱できるようにし、レガシーな電源コネクターも装備し、BTFマザーボードでも通常のマザーボードでも使えるようになっている。同社はこの仕様を「BTF 2.5」と呼んで従来品と区別している。


「TUF NVIDIA GeForce RTX 5070 TI BTF WHITE EDITION」の展示機

エッジ電源コネクターが着脱式になっている

「ROG ASTRAL NVIDIA GeForce RTX 5090 BTF EDITION」の展示機

豪胆スタイルのThunderbolt 5対応外付けeGPUドック「ROG XG STATION 3」

 「ROG XG STATION 3」は、デスクトップPC向けのグラフィックスカードを剥き出しのまま搭載するという大胆なスタイルの外付けeGPUドックだ。インタフェースは最大80Gbpsでの双方向通信ができるThunderbolt 5に対応している。

 Thunderbolt 3対応ドックに比べて実効パフォーマンスが向上しており、デスクトップPC向けグラフィックスカード本来のPCI Express 5.0 x16接続時に近いパフォーマンスを発揮できるという。

 利用できるのはBTF Editionのグラフィックスカードで、別途電源ケーブルが不要なBTF Editionならではのメリットが生かされている。


ROG XG STATION 3は、グラフィックスカードを剥き出しのまま搭載するという大胆なスタイルの外付けeGPUドック

NVIDIA GeForce RTX 4090利用時のパフォーマンス比較。PCI Express接続時に迫り、Thunderbolt 3接続やノートPC向けのNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPUに対して大きなアドバンテージを見せている。

ROG XG STATION 3の展示機

大胆なスタイルはインパクトが抜群。グラフィックスカードのアピアランスも生きる

端子部分

DOOMの世界観をフィーチャーしたコラボモデル「ROG ASTRAL RTX 5080 DOOM EDITION」

 「ROG ASTRAL RTX 5080 DOOM EDITION」は、先日発売されたDOOMシリーズの新作ゲーム「DOOM:The Dark Ages」とのコラボグラフィックスカードだ。DOOM:The Dark Agesの世界観をフィーチャーしたカスタム仕様のGPUクーラーを装備している。GPUクーラーカバーにプリントした程度ではなく、ファンやヒートシンクなど細かい部分までカスタムされており、かなりインパクトのある仕上がりとなっている。


「DOOM:The Dark Ages」とのコラボグラフィックスカード。DOOM関連のアクセサリーやオプションゲームコードも付属するという

ROG ASTRAL RTX 5080 DOOM EDITIONの展示機

ゲームの世界観をフィーチャー。カスタム範囲は広範囲にわたっている

ローカルLMトレーニング環境を手軽に構築できる「Multi-LM Tuner」

 「Multi-LM Tuner」はASUSのグラフィックスカードに新たにバンドルされるユーティリティーとなっている。LM(言語モデル)のローカルトレーニング環境を簡単にセットアップできるという。Phi-3なLlama 2、Llama 3などメジャーな言語モデルに対応している。


Multi-LM Tunerを使えば、Windows 11にLMのトレーニング環境を簡単にセットアップできる。ASUSのグラフィックスカードにバンドルされる予定

展示会場には、バーチャルペット「OMNI」のアクションフィギュアも。2024年のCOMPUTEX TAIPEIでとても好評だったため商品化したという。7月頃に日本でも発売予定だという

白色バージョンもある
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