レビュー

PCIe 5.0対応の最新SSDに換装! 専用ツールを使えば移行もスムーズ(1/4 ページ)

SSDの換装は、PCのパワーアップで効果的な強化方法だ。今回はPCIe 5.0対応のSSDを最新モデルに交換してみた。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Samsung Electronics(サムスン電子)に続き、サンディスクからもPCI Express 5.0(PCIe 5.0)接続のM.2 SSDが登場した。かつては、PCIe 5.0対応のM.2 SSDを備えたマザーボードはハイエンドモデルに限られていたが、今ではミドルレンジ以降にも普及し、SSD自体の選択肢も広がりつつある。

 そこで、今回はシステム用(Cドライブ)のSSDを「Samsung SSD 9100 PRO」に交換して分かったことをまとめてみよう。


新たに普段使いのPCに組み込むPCIe 5.0対応SSD「Samsung SSD 9100 PRO」。ヒートシンクなしの2TBモデルを使った

外付けSSDケースを使ってシステムを移行

 今回使うSSDは、容量2TBのSamsung SSD 9100 PROだ。ヒートシンクなしモデルで、マザーボードにあらかじめ用意されたヒートシンクを使うことになる。

advertisement

 本製品の特徴は、何といってもそのスピードだ。最大連続読み出し速度が毎秒14GB超、連続書き込み速度も毎秒13GB以上と、PCIe 5.0 x4(4レーン)における理論上の上限値に迫る。

 ここでは、CPUにCore Ultra 9 285K(24コア24スレッド)と64GBのメモリ(16GB×4/DDR5-5600)、マザーボードにASUS JAPANのTUF GAMING Z890-PRO WIFIを使ったシステムに組み込んで、テストを行ってみた。


パッケージの中身はSSD(左)と保証内容/導入説明書(右)のみと至ってシンプルだ

メモリやコントローラーは表面にある

裏面はチップがなく、フラットになっている

 SSDの換装にあたり、ここではOSを丸ごと新しいSSDに移行する方法を採用した。データ移行用のユーティリティーを使って、マザーボードにあるM.2 SSDスロットに新しいSSDを入れるのが手っ取り早いが、TUF GAMING Z890-PRO WIFIは背面にThunderbolt 4端子が2基あるので、ここに外付けSSDケースを接続してデータを移行した。


Thunderbolt 4対応の外付けSSDケース「AJM40C」。USB4対応もうたっている

準備は底面のカバーを外して、SSDを挿入して、付属のサーマルパッドとヒートシンクを装着するだけだ

全体がヒートシンクのような形状になっている、端子はUSB Type-C端子のみだ
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.