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2TB SSD「Seagate FireCuda 540」でPCIe 5.0接続の実力を実感した(1/2 ページ)

日本シーゲイトのゲーミングSSD「FireCuda 540」。M.2 SSDで容量は2TBと1TBモデルが用意されるが、今回は前者をテストした。

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 各社から、PCI Express 5.0 x4接続のM.2 SSDが登場し、選択肢が徐々に増えている。今回取り上げる日本シーゲイトの「Seagate FireCuda 540」も、Phison製コントローラーチップ「PS5026-E26」と232層3D TLC NANDフラッシュメモリを採用した高速なM.2 SSDだ。

 ヒートシンクなしで容量が2TBと1TBがラインアップされており、ここではよりスペックが高い前者を取り上げる。

「Seagate FireCuda 540」のパッケージ。容量1TBモデルも用意される
「Seagate FireCuda 540」のパッケージ。1TBモデルも用意される

Fire CudaシリーズにもPCIe 5.0対応M.2 SSDが登場

 Seagate FireCuda 540の主なスペックは下記の通りだ。公称のスペックはシーケンシャル(連続)の読み出しで毎秒1万MB(1TBは9500MB)、書き込みで毎秒1万MB(1TBは8500MB)と非常に高速だ。総書き込み容量(TBW)は2TBが2000TB、1TBが1000TBと、先日取り上げた「Crucial T700」を上回る。なお、保証期間は5年間(または製品のSMARTデータで測定されたバイト数がTBWに到達するまでのいずれか早い方)となっている。

 原稿執筆時の価格は、2TBが約5万円前後、1TBが約3万円前後だった(いずれも税込み、以下同様)。製品保証は5年間で、データ復旧サービスの「Rescue Data Recovery Services」も利用可能(3年間)だ。

Seagate FireCuda 540の主なスペック
容量 1TB 2TB
フォームファクター M.2 2280
インターフェース PCI Express 5.0 x4
プロトコル NVMe 2.0
NANDフラッシュメモリ 3D TLC NAND
コントローラー Phison PS5026-E26
シーケンシャルリード 毎秒9500MB 毎秒1万MB
シーケンシャルライト 毎秒8500MB 毎秒1万MB
総書き込み容量(TBW) 1000TB 2000TB
その他 3年間のRescue Data Recovery Services
保証期間 毎秒5年(制限付保証)
2TBのSeagate FireCuda 540。ヒートスプレッターが装着されている
2TBのSeagate FireCuda 540。ヒートスプレッターが装着されている
こちらは裏面。ヒートシンク付きモデルは用意されていない
こちらは裏面。ヒートシンク付きモデルは用意されていない
付属品一覧
付属品一覧。ステッカーやデータ復旧サービス(Rescue Data Recovery Services)の冊子もある

 テスト環境は下記の通りだ。SSDのヒートシンクはマザーボード(ASRock Z790 Steel Legend WiFi)に用意されたものを使い、ケース背面と天面に120mm角のファンを1基ずつ用意した。

 DDR5メモリには「Crucial Pro」シリーズ(DDR5-5600)を使った。マットブラック仕上げのアルミ製ヒートスプレッダが装着されており、Intel XMP 3.0とAMD EXPOのメモリプロファイルに対応することで、マザーボードに4枚のメモリを装着した場合でも動作クロックを落とさずに利用できる。

Crucial T700
DDR5-5600で動作する「Crucial DDR5 Pro」の32GBキット(CP2K16G56C46U5/16GB×2)を利用した。実売価格は1万6000円前後だ
テスト環境
CPU Intel Core i5-13600K(Pコア6基12スレッド/Eコア8基8スレッド)
マザーボード ASRock Z790 Steel Legend WiFi
システムストレージ Logitec LMD-PS5M(2TB/PCIe 4.0 x4対応)
メインメモリ Crucial DDR5-4800(CT16G48C40U5/16GB×2)
グラフィックスカード NVIDIA GeForce RTX 4070
OS Windows 11 Pro(22H2)
SSDのヒートシンクは、マザーボード(ASRock Z790 Steel Legend WiFi)に用意されたものを装着した
SSDのヒートシンクは、マザーボード(ASRock Z790 Steel Legend WiFi)に用意されたものを利用した

 それでは、ベンチマークテストでFireCuda 540の性能を見ていこう。

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