レビュー

128GBメモリMacの対抗馬か? 日本HPのモバイルワークステーション「HP ZBook Ultra G1a 14inch Mobile Workstation」でローカルLLMを試す(3/4 ページ)

日本HPから、128GBのメモリを搭載可能なモバイルワークステーションが発売された。実機をさまざまな角度から試してみた。

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突出するCPU性能 グラフィックス性能も優秀

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。特に言及がない限り、グラフィックスメモリの容量はデフォルトの64GB、myHPユーティリティーで選べるパフォーマンスコントロールは「パフォーマンス」、Windows 11の電源設定は「最適なパフォーマンス」で計測している。


テストに利用した環境

特に言及がない限り、myHPユーティリティーで選択できるパフォーマンスコントロールは「パフォーマンス」で統一している

 まず、CPUパフォーマンスは実に素晴らしい。CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のCPUスコアが1612ptsと、12コアCPUとは一線を画すスコアで、16コア32スレッドのCPUのパフォーマンスをしっかり引き出している。

 GPUのパフォーマンスはどうかというと、DirectXベースのグラフィックス性能に関しては、かなりのハイレベルだ。3DMarkのスコアDirectX 12ベースのSteel Nomad/Steel Nomad LightではNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUの平均スコアに少し及ばないものの、小差に迫っている。レイトレーシングを利用するDirectX 12 Ultimate対応のSpeed Wayではそれよりは少し差を付けられているが、これまでのCPU内蔵GPUとは完全に別物といえるパフォーマンスだ。

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CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較

PCMark 10のスコア比較

3DMarkのスコア比較

FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシーベンチマークのスコア(最高品質/1920×1200ピクセル/フルスクリーン)

PCMark 10/Modern Office Battery Lifeの結果。システム制御は「SmartSense」、Windows 11の電源設定「バランス」、画面輝度最大で実施したところ、バッテリー残量100%から5%まで10時間43分動いた

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