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設立20年目を迎えるデル「宮崎カスタマーセンター」に行ってきた もう、コールセンターと呼ばれなくなるであろう理由(1/3 ページ)

デル・テクノロジーズが、宮崎カスタマーセンターで親子組み立て教室と共に、プレス向けの発表会も開催した。ここではリニューアルした宮崎カスタマーセンターの模様をお届けする。

 デル・テクノロジーズが8月2日、11月で20周年を迎える宮崎カスタマーセンターでプレス向けの発表会を行った。

 宮崎カスタマーセンターは、同社の個人/法人向けPC、サーバやストレージ製品などのサポートに加え、営業部門が在籍しており、管理部門を含めておよそ400人の従業員が勤務しているという。


デルの宮崎カスタマーセンターが入居しているビル。JR宮崎駅から徒歩10分ほどのところにオフィスがあり、ビルの4階と5階を利用する

2024年にオフィスをリニューアル 正社員でのサポートを実施

 2024年3月にオフィスのリニューアルが行われ、木目調の素材や緑をふんだんに取り入れ、有機的でリラックスしやすい環境に生まれ変わった。デザインコンセプトは「オアシス」で、日々の顧客対応やテクニカルサポートを行うスタッフに、癒やしの空間を提供する目的で設計されたという。グローバルで共通の意匠を取り入れたそうで、2021年9月に大手町へ移転した同社の本社とも、どことなく似通った部分が見られる。

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以前は、地元大手百貨店の寿屋宮崎店が移転してできた「カリーノ宮崎」の4階と5階に入っており、駅チカ(宮崎駅から徒歩約10分)ながら広いフロアを確保できたという

2023年から、1年近くかけてオフィスをリニューアルした

宮崎カスタマーセンター(MCC)の概要

フロアの通路は宮崎の有名な観光地である高千穂峡をイメージしてクネクネとした形状になっている

通路に、カバンや周辺デバイス、PCといった同社製品が展示されているコーナーもある

 宮崎カスタマーセンターの設立は2005年11月で、2025年に20周年を迎える。国内でのテクニカルサポート拠点は、宮崎カスタマーセンターと東京の大手町の2カ所がメインで、保守サービス拠点は全国200カ所、サポート要員は700名以上の人員で体制を整えている。各モデルのパーツなどの倉庫も全国で20カ所あるという。


宮崎カスタマーセンターについて説明する同社 CSG サポートサービス エリア マネージャーの林田匡史センター長

国内のテクニカルサポート拠点

保守サービスや部品の配送拠点は全国各地にある

 正社員によるカスタマーサポートが特徴で、設立当初からワークラフバランスや女性活躍促進にも取り組んでいる。現在は従業員の半分が県外在住とのことだが、県民性は暖かく、ホスピタリティーがある人が多いとのことだ。

 社内にキャリアサポートセンターを設置し、障害者雇用の取り組みを継続している他、ボランティア/CSRなど、地域貢献活動にも取り組んでいる。


人への投資にこだわり、正社員での雇用からトレーニング、育成、キャリアアップについても制度を整えている

採用後の具体的なスケジュール(PCやワークステーション、個人/法人向けの場合)

さまざまな資格取得を奨励していて、資格取得者は社内に掲示されている

女性活躍推進/ワークライフバランスについては、宮崎市からも表彰を受けている

CSR(Corporate Social Responsibility)やボランティア活動などに加え、地域貢献も積極的に行っている。林田センター長は、ランナーとして「青島太平洋マラソン2025」に例年参加しているそうだ

社内にはマッサージルームもあり、平日は専属のマッサージ師が常駐している(利用料は給料から天引きだが格安とのこと)
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