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見た目がほぼ変わらない「Pixel 10」シリーズは実際何が変わった? 試して分かった「Pixel 10 Pro XL」の真実ある日のペン・ボード・ガジェット(1/5 ページ)

プロイラストレーターのrefeiaさんに、Googleの新型スマートフォン「Pixel 10 Pro XL」を試してもらいました。そこから見えてきたこととは……。

 こんにちは! refeiaです。

 今日は、Googleから28日に発売された新型スマートフォン「Pixel 10 Pro XL」を見ていきましょう。手元で試用できているのはPixel 10 Pro XLのみですが、「Pixel 10」(以後、10無印)と「Pixel 10 Pro」(以後、10 Pro)にも言及しながら進めていきます。

 自分のGoogleスマホ歴は、「Nexus 5X」から始まって点々と買いながら「Pixel 8 Pro」までです。

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 いろいろな思いと共に使ってきたので、もちろん10シリーズにも興味津々です。ではよろしくお願いします!


iPhoneより一足先に発売される「Google 10 Pro XL」

Pixel 10シリーズで覚えておきたいことは2つ

 基本的には、「良いカメラ」 「AI機能モリモリ」 「シンプルで心地よい見た目のUI」という、いつものGoogle Pixelです。その中でも覚えておきたい重要な変更は2点あります。

  • iPhoneの磁気吸着の周辺機器が使えるようになった
  • Google Tensorチップの製造元が変更された

 どちらもこの後に改めて触れますが、後者は一見して気付けるものでもなく、トリッキーな面もあるので、忘れずにチェックしておきたいところです。

ほぼPixel 9シリーズと同じ外観デザイン

 では本体を見ていきます。基本的には前モデル「Pixel 9 Pro XL」と同じデザインです。


Pixel 10 Pro XL。Proモデルは光沢側面のマット背面で、無印モデルはその逆の組み合わせです

 カラバリを把握していたり、「何かGの字が大きいような……」と気が付いたりする人は見分けられる機会が増えるかもしれません。10無印は望遠カメラが追加されているので見分けやすいです。


公式Webサイトより。左がPixel 9、右がPixel 10です

 スマホとしての主なスペックも見ておきましょう。カメラは後でより詳しくチェックします。


Proモデルと無印モデルの差はわずかに見えますね

 サイズは従来とほとんど同じで、ディスプレイサイズと重量がわずかに大きくなったものの、だいたい同じと言っていい変化だと思います。

 価格はPixel 10(128GBモデル)が12万8900円~、Pixel 10 Pro(256GBモデル)が17万4900円~、Pixel 10 Pro XL(256GBモデル)が19万2900円~です。Proシリーズはストレージ128GBモデルがなくなったので、下限が高額化しました。

AI有料プランが付属 「ストアクレジット」が2年に

 Proシリーズには、Geminiアプリの高度な機能や2TBのクラウドストレージなどがセットになった、月額2900円の「Google AI Pro」プランが半年分、付属します。GoogleのAIサービスや大容量ストレージを利用したい人は、差し引きで若干リーズナブルに検討できるでしょう。


公式Webサイトより。Google AI Proは、動画生成やGoogleサービスの連携にも対応します

 また、従来まで公式Webストアでの購入時に還元されることが多かった「Google ストア クレジット」と呼ばれるポイントは、今回から「Google ストア ポイント」と名前が変わり、有効期限も2年に延びました。


公式Webサイトより。1人でスマホを買って消化するのは、依然難しいとはいえ……

 従来の1年で消えるポイントは消化の算段を付けるのがかなり難しかったで、だいぶ楽になったと思います。

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