14型OLED×2画面で実質20型相当のビックサイズ! ASUSの2画面モバイルディスプレイ「ZenScreen Duo OLED MQ149CD」を試す:モバイルディスプレイの道(1/4 ページ)
ASUS JAPANから、14型の有機ELディスプレイ2台を備えたデュアルモバイルディスプレイが発売された。実機を細かく見ていこう。
ASUS JAPANの「ZenScreen Duo OLED MQ149CD」は、14型の画面を上下に2つ連結した構造を持つ折り畳み式のモバイルディスプレイだ。最近各社から続々と登場しつつある2画面ディスプレイの1つだが、モバイルディスプレイの大手であるASUSTeK Computerの製品であり、かつ有機EL(OLED)を採用するなど要注目のモデルだ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
色再現性の高い有機ELパネル×2を搭載 合わせて20型相当の大画面
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。1画面あたりのサイズは14型、解像度は1920×1200ピクセルで、アスペクト比は16:10だ。視野角は水平/垂直ともに176度、応答速度はGTG時で1ms、リフレッシュレートは60Hzとなっている。
有機ELパネルを採用しており、画面はグレア調でやや映り込みが目立つ。タッチ操作には非対応だ。
本製品の売りは色再現性の高さで、有機ELパネル向けのDisplayHDR 400 True Black認証を取得しているのに加え、Delta E<2、DCI-P3 100%の色域にも対応する。色差について定めたDelta E<2に対応したモバイルディスプレイは非常に珍しい。コントラストはHDR時100万:1、標準10万:1となる。輝度はHDRでのピーク時が500ニト、標準で400ニトとなっている。
そんな本製品の最大の特徴は、14型のパネルが上下に連なったデュアルスクリーンを搭載していることだ。これら2画面をまとめて1画面として用いる場合、サイズは20型相当となるので、大きな画面を必要とする用途に最適だ。その他の表示モードについては後述する。
プレート状のスタンドは背面に折り畳む構造で、縦置き/横置きでの設置も可能だ。また背面には三脚などを取り付けられる4分の1サイズのネジ穴も搭載しており、同社製スタンド(別売)に取り付けるためのソケットも付属するなど、多彩な設置方法に対応している。
関連記事
モバイルディスプレイもフォルダブルの時代に! 開くと17.3型になるASUSの有機ELモバイルディスプレイを試す
ASUS JAPANから11月に発売される「ZenScreen Fold OLED MQ17QH」は、開くと17.3型になるフォルダブルモバイルディスプレイだ。大画面を持ち運べる、注目のモデルを実際に試してみた。リアル2画面でタッチ操作/ペン入力にも対応! 5年保証の16型×2モバイルディスプレイ「XQ-160PF」を試す
イーホームウェイから、16型の2画面モバイルディスプレイ「XQ-160PF」が発売された。試して分かったメリット/デメリットをまとめた。23.8型×2の折りたたみディスプレイ採用で実質32型相当の大画面! サンコーの「DMBG25HBK」を試す
折りたたんで持ち運べる2画面モバイルディスプレイを精力的にリリースするサンコーから、ついに23.8型×2というビッグサイズのモデル「DMBG25HBK」が発売された。実機を細かくチェックした。15.6型×2画面の折りたたみ式モバイルディスプレイ「PTF-M156DS」を試す 3年メーカー保証が魅力
プリンストンから、15.6型のディスプレイを上下に連結させた「PTF-M156DS」が発売された。実機を早速試してみた。14型(16:10)×2で実用性が増したサンコーの2画面モバイルディスプレイ「DMAC24HBK」を試す
サンコーから、持ち運べる14型の2画面モバイルディスプレイ「DMAC24HBK」が発売された。従来の15.6型モデル「DUALDPHBK」から何が変わったのか。実機を試した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.