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アクアがコンパクトなフラグシップドラム式洗濯乾燥機を発売 上位モデルは衣類のにおい取りにも対応

アクアが業務用洗濯機のノウハウを生かした家庭用ドラム式洗濯乾燥機のフラグシップモデルを刷新する。奥行きをさらに削減することでより狭い場所にも設置しやすくなったことが特徴だ。

 アクアは11月13日、新型ドラム式洗濯乾燥機「AQW-DMS10A(洗濯・脱水10kg/乾燥5kg)」「AQW-DMS12A(洗濯・脱水12kg/乾燥6kg)」を発表した。洗濯槽のドアは住環境に合わせて「左開き」「右開き」の両方を取りそろえており、いずれもホワイトとサファイアブラックの2色展開となる。

 発売はホワイトが11月20日、サファイアブラックは2026年1月下旬を予定しており、想定販売価格はAQW-DMS10Aが27万円、AQW-DMS12Aが30万円となっている。


左からAQW-DMS12A-R(右開き)のサファイアブラック、AQW-DMS12A-L(左開き)のホワイト、AQW-DMS10A-R(右開き)のサファイアブラック、AQW-DMS10A-L(左開き)のホワイト

11月13日に行われた発表会の登壇者。左から中国Haier(ハイアール)の劉霞氏(洗濯機海外市場部 ゼネラルマネージャー)、アクアの西澤正城副社長、アクアの石井健太郎氏(商品本部 ランドリー企画グループ マネージャー)

AQW-DMS10A/AQW-DMS12Aの概要

 AQW-DMS10AとAQW-DMS12Aは、アクアのドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム」の最新フラグシップモデルで、ボディーデザインを刷新して奥行きをさらに削減したことが特徴だ(奥行きはAQW-DMS10Aが約559mm、AQW-DMS12Aが約667mm)。これにより、AQW-DMS12A(12kgモデル)でも7kgの縦型全自動洗濯機や従来の9kgドラム式洗濯乾燥機と同等のスペースがあれば設置可能だという。

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従来モデルと比べて奥行きを削減したため、9kgの縦型全自動洗濯機と同等の設置スペースで12kgモデルを設置できる

高さ(約943mm)に加えて奥行きを抑えたため、洗濯機の設置スペースが狭めなマンソンやアパートにも設置しやすい。排水ホースも“直下”に回すことができるので「排水口の都合でうまく設置できない」というリスクも少ない

 アクアのまっ直ぐドラムシリーズは、その名の通りドラム式の洗濯槽を“傾けずに”配置していることが特徴だ。これは同社が前身の三洋電機の時代から手掛けている業務用洗濯機のノウハウを生かしたもので、傾斜型の槽と比べて「高さを抑えられる」「洗浄力を高めやすい」「洗濯者/乾燥物が絡みにくい」というメリットがある。

 今回の新モデルでは液体洗剤に水と空気を混ぜ合わせて泡立てる「泡フルウォッシュ」を採用しており、ドラム式ならではのたたき洗いともみ洗いを併用することで洗浄力を高めている。

 なお、乾燥機能は両モデルともにヒートポンプ式となっている。


ドラム槽を傾けずに設置することで得られるメリット

ドラム槽を傾けないことは、衣類の絡み防止にもメリットがある

 12kgモデルについては、付加機能として「オゾンエアウォッシュ」にも対応している。これはオゾンと温風ミストを併用して衣類の除菌/ウィルス・花粉抑制/消臭/しわ伸ばしを行う機能で、水洗いに向かない衣類などのメンテナンスにも利用可能だ。


12kgモデルのみ対応する「オゾンエアウォッシュ」

オゾンエアウォッシュの運転中の様子。水でジャブジャブというわけではないが、ある意味で“洗濯”をしている

 洗濯機の手入れのしやすさにも注力している。洗濯槽/ドアパッキン/乾燥フィルターを自動的に掃除する機能を備える他、各種フィルターの手入れや清掃もしやすい構造としている。


洗濯槽/ドアパッキン/乾燥フィルターを自動で掃除する機能を備える

乾燥フィルターと排水フィルターの手入れをしやすい機構はそのままに、排水フィルターも洗浄できる構造としている

 本製品の発売を記念して、アクアは11月14日/15日に東京ミッドタウン(東京都港区)のアトリウムで「AQUA体感フェア『暮らし まっ直ぐ化計画』体験イベント」を開催する。このイベントでは、両製品を含むまっ直ぐドラムシリーズの洗濯機を体験できる他、体験者にイメージキャラクターの羽生結弦さんのグッズをプレゼントする(先着順)。詳細は、東京ミッドタウンのWebサイトを確認してほしい。


羽生結弦さんのサイン入り洗濯機

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