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カラー電子ペーパーのアートフレーム「SwitchBot AIアートキャンバス」を試してみた AI生成絵画や好きな画像を転送してワンランク上の空間作り「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/5 ページ)

企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。

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 絵画は飾る場所も必要ですが、どの絵画を飾るのかは、さらに難しい問題だと感じます。一度買うとなかなか買い換えるものではないので、どう選択すべきかが非常に難しいです。ましてや絵画の知識があまりない自分からすると、本当にどうしたらよいか分からないですね。

 「仕事場に何かを飾りたいな」とは日頃から考えていて、絵画は選択が難しいとしても、カメラ好きとしてA3ノビの写真印刷用紙が入る「額縁」を先日購入したところです。初めてA3ノビ用紙も購入しました。サイズが大きいだけあって、用紙自体も高いですね……。

 それはさておき、SwitchBotから「SwitchBot AIアートキャンバス」なる新製品が登場しました。フルカラー電子ペーパーを採用したアートキャンバス、つまり額縁のことで、もっと分かりやすく言うとWi-Fi対応のフォトフレームのような製品です。

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電子ペーパーをうまく活用したガジェット「SwitchBot AIアートキャンバス」

 私は過去、似たようなコンセプトのガジェットを使っていたことがあります。NETGEARの「Meural Canvas II」(21型)です。どうしても欲しくて、現物を見ることができるショールームにまで行って購入しました。場所の都合もあって手放したのですが、アンチグレアディスプレイで、かなり絵画のような雰囲気が楽しめました。


画像を非光沢の液晶ディスプレイに表示するアートフレーム「Meural Canvas II」(公式サイトより)

著者:石黒直樹(いしぐろ なおき)

ITコンサルを手掛ける(株)グロリア代表取締役。15年勤めた前職の野村総合研究所では、高い品質が求められる金融系システムを担当。大規模プロジェクト、開発、保守、運用など、情報システムに関するさまざまな経験の他、マネジメントや要件定義、システム設計、プログラミングといった知識も持つ。現職では大企業、中小企業、個人事業主と規模を問わず、自身のノウハウ全てを使って企業や組織のITを支援している。大のガジェット好きで、常に仕事にうまく生かせないものかと考えてしまう癖がある。モットーは「神は細部に宿る」。2児の父。主な著書に『図解即戦力 システム企画&開発の知識と要点がこれ1冊でしっかりわかる教科書』『情シスの定石』『図解即戦力 システム設計のセオリーと実施方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(いずれも技術評論社)。

連載:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記

AIアートキャンバスとは?

 SwitchBot AI アートキャンバスは、単に手持ちの画像をSwitchBotアプリから転送して表示するだけでなく、製品名にある通り生成AIを使って画像(アート)を作成/編集/表示する機能もあります。この2点が大きな特徴でしょう。

 製品は3サイズで展開されます。7.3型と13.3型は12月下旬より、31.5型は2026年1月下旬より順次発送のようです。

  • 7.3型:300(幅)×210(奥行き)×25(高さ)mm、2万4800円
  • 13.3型:410(幅)×310(奥行き)×25(高さ)mm、5万9800円
  • 31.5型:910(幅)×610(奥行き)×25(高さ)mm、24万9800円

 そのうち、今回は一番小さな7.3型サイズの製品を借用できたので試してみました。当たり前ですが、絵画は大きい方が迫力があります。31.5型という夢のような大きさのキャンバスを壁にかけて使ってみたいところですが、それはまた機会があればということで。

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