レビュー

イヤフォン連携&文字起こし無料! 無線機能を省いて物理ボタン搭載の異色AIレコーダー「HiDock P1」実機レビュー(2/2 ページ)

薄型のカード型が主流となりつつあるAIボイスレコーダー市場に、物理ボタンとダイヤルを備えた「HiDock P1」が登場した。その実力を実機レビューでチェックしていく。

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付属ケーブルによる操作が可能 文字起こし機能は?

 ノートPCの天板にHiDock P1を設置した場合、手元から本体ボタンの操作がしにくくなる。これに対応するため、付属のUSBケーブルにはタッチセンサーが内蔵されている。

 ケーブルのコネクター付近をタッチすることで録音の開始/停止が可能で、LEDインジケーターにより録音状態を確認できる仕様となっている。


付属のUSBケーブルの根元はタッチセンサーになっており、タッチで録音/停止が行える

 録音したデータは、PCと接続して専用のWebサービス「HiNotes」にアップロードすることで、文字起こしやAI要約を行える。スマートフォン向けのアプリもβ版として提供されているが、こちらの場合も有線接続が必要だ。

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データはWebアプリの「HiNotes」で管理する。スマートフォン向けアプリもリリースされており、Webアプリとデータは同期されている。Webアプリでは、HiDockで録音したデータだけでなく、録音データをインポートして文字起こしすることも可能だ(1ファイル4時間まで)

 文字起こしの精度に関しては、他のAIボイスレコーダーと同等だ。正直なところ、文字起こしという部分では、各製品の差はなくなっている。専門用語などがある場合は、事前に辞書登録しておくことも可能だ。


文字起こしの精度自体は、他社製品と大きく変わらない

 HiDock P1の大きな特徴として、文字起こしが無料ということが挙げられる。他のAIボイスレコーダーでは、月ごとに文字起こしができる時間が制限されており、超過して利用する場合には有料のサブスクリプションが必要になる場合がほとんどだ。しかし、HiDock P1の購入者であれば、時間無制限で文字起こしを行える。ランニングコストを考えると、これは大きなアドバンテージと言っていいだろう。

 ただし、文字起こしは無制限だが、機能的にはいくつか制限もある。例えば、無料プランのユーザーは文字起こしで話者の識別を行えない。また、NotionやGoogle ドキュメント、Microsoft OneNoteなどの外部サービス連携もサブスクリプションユーザーのみの機能となっている。


有料のプロプランに加入すると、話者の識別や追加のテンプレートなどを利用できる

 また、文字起こし後の要約機能が各社の差別化が進んでいる部分だが、無料ユーザーの場合は利用できるテンプレートが8種類となっている。有料のプロプランでは30種類以上を利用可能だ。要約に使用するAIモデルは、無料ユーザーでも「Claude Opus 4.1」「GPT-4.1」「GPT-5」「Gemini 3.0 Pro」を選択できる。

 逆にいうと、とりあえず文字起こしが出来ればいいという場合には無料プランでも構わないだろう。なお、無料プランでも月300分まではプロプランを利用可能だ。


AIモデルやテンプレートは複数から選べる

ビジネスパーソンには強力な「AIアシスタント」

 HiDock P1は、AIボイスレコーダーの基本機能となる「文字起こし」の精度を支える高音質マイクと、オンライン会議などで真価を発揮する「BlueCatch」技術による通話録音機能が融合した、新機軸のデバイスだ。

 特に、文字起こしが無料で無制限に利用できる点、そしてOpenAIのGPT-5などの最新AIモデルによる要約機能は、議事録作成の効率化を求めるビジネスパーソンにとって、強力な「AIアシスタント」となるだろう。


付属品はUSBケーブル、金属プレート、マニュアルとシンプルだ
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