「ハイブリッドAI」のプロデューサーへ 日本HPが描く2026年の「Future of Work」戦略とエコシステム そしてキーボード型PCも(4/5 ページ)
日本HPが2026年度の事業説明会を開催。「Future of Work」(未来の働き方)を実現するための戦略と新製品群を発表した。新製品を中心に、その中身をチェックした。
セキュリティに関する新ソリューションも登場
日本HPおよびHPは、20世紀の終わり頃からエンドポイントセキュリティを重視してきた。1999年にトラステッド・コンピューティングの提唱とTPMの標準化を推進し、2003年には初めてのTPM搭載PCを出荷、2013年には自己修復BIOS(UEFI)、2024年にはPCの電源が切れていてもデータを消去できるPCをリリースし、2025年にエンドポイントセキュリティ統合管理ソリューションを提供してきた。
同社のワークフォースソリューション事業本部 セキュリティエバンジェリストの木下和紀エドワルドさんによると、近年はエンドポイントの利用範囲と役割が変化してきているという。
従来のエンドポイントは、社内のネットワークに守られながら使うものだったが、ハイブリッドワークの普及により、自宅やカフェなど、組織の保護がない場面で使用するケースが増えている。結果、攻撃にさらされるリスクが増えているという。
また、これまでのエンドポイントは単なる作業ツールだったのに対し、現在はクラウドに接続したくない情報をローカルAIで使うといったように、取り扱うデータの種類も変化してきた。重要なデータと機能を保持するための、中核的な存在になってきている。
データの種類が変化するのに合わせ、攻撃する側も高度になってきており、アカウント情報の窃取、BYOVD(Bring Your Own Vulnerable Driver)を使ったハードウェアへの寄生など、複雑な攻撃が増えていると指摘した。
高度化した攻撃に対応するためには、エンドポイントでも多層防御が必要不可欠になる。同社が提案するセキュリティソリューションでは、サプライチェーンの保護、ハードウェア寄生や暗号強化、レジリエンス・ソフトウェアによる脅威隔離、エンドポイントセキュリティ統合管理などを包括的に備える。
新機能としては、万が一エンドポイントが攻撃を受けていても、安全にVPNなどの社内リソースを利用できるよう、端末内に絶対領域を作る「Sure Access」、UEFIをリモート統合管理可能な「Sure Admin」が発表されている。
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