レビュー
攻めの構造と98%レイアウトの賛否はいかに? ロジクールの“コトコト”キーボード「Alto Keys K98M」を試す(5/5 ページ)
ロジクールから、新たなメカニカルキーボード「Alto Keys K98M」が発売される。同社初となる「UniCushionガスケット」を採用した意欲作を徹底レビューする。
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今までにないキー入力体験を
「Alto」は音楽用語で中音域、特に低音女声を指す言葉だ。このネーミングの意図するところとしては、やはりUniCushionガスケットの織りなすコトコトという柔らかで心地よいタイプ音があるのだろう。その名称が示すように、本機は効率や生産性の頂点を狙うというよりも、タイプという体験そのものに軸足を置いたモデルだ。
ただし、その野心的な構造を採用しながら、レイアウトは98%のみという展開はやや割り切りが強すぎる印象がある。UniCushionの入力体験に魅力を感じつつも、「98%は合わない」と感じて敬遠する層が生まれる可能性は否定できない。
もしガスケット構造の特性上、フルサイズでは中央部がたわみすぎるなど設計上の制約があったのだとしても、最初のモデルとしては無難なテンキーレスから展開するという選択肢もあったはずだ。
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結果としてAlto Keysは、構造面では攻め、配列面では強い個性を伴うモデルとなった。そのギャップがAlto Keysの評価を難しくしている。UniCushionという新しい入力体験に価値を見いだせるかどうか、そして98%という配列を受け入れられるかどうか。その1点が、本機の評価を大きく左右するだろう。
個人的にはぜひ、バリエーションとしてテンキーレスモデルを期待したいところだ。
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