レビュー

完全ワイヤレスなのに有線クラスの低遅延を実現! Razerのワイヤレスイヤフォン「Hammerhead V3 HyperSpeed」を試す(1/3 ページ)

Razerの完全ワイヤレスイヤフォン「Razer Hammerhead V3 HyperSpeed」は、充電ケースにUSBドングルを入れたまま使えるというユニークな特徴を持っている。この設計が、ゲーミング用途では意外とプラスに働くかもしれない。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ゲームで完全ワイヤレスイヤフォンを使う際に、最大の壁となるのが「遅延(レイテンシー)」だ。一般的なBluetooth接続では音の遅れが避けられず、銃声や足音から敵の位置を探るFPS(一人称視点)シューティングゲームでは、わずかな音のズレが勝敗を分けてしまう。

 そんな中、ゲーミングギアで知られるRazerが投入したワイヤレスイヤフォンが「Razer Hammerhead V3 HyperSpeed」だ。独自の2.4GHz無線通信「HyperSpeed Wireless」に対応していることが特徴で、直販価格は2万1980円となっている。

 本製品は1台でHyperSpeed Wireless接続とBluetooth 6.0接続を切り替えられるようになっており、充電ケースがワイヤレスアダプター挿せばを兼ねるユニークな設計を取っている。ハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセリング)や、PC接続時には「THX Spatial Audio」にも対応するなど、ゲーミングイヤフォンとして役立つ装備は一通りそろっている。

advertisement

 その実力はどれほどのものか。実機をチェックしていこう。


Razer Hammerhead V3 HyperSpeedの実力を確かめていく

片側約5.6gの軽量設計で長時間装着しても快適!

 Hammerhead V3 HyperSpeedは、耳栓のように装着する「カナル型」の完全ワイヤレスイヤフォンだ。イヤーチップは3サイズが用意されており、普段から一般的なカナル型イヤフォンを使えている人であればフィットで困ることはまずないだろう。IPX4等級の防滴設計で、長時間のプレイで汗をかいても気にせず使える。


イヤフォン本体はステム(軸)を備えたカナル型で、ボディーは光沢仕上げだ

 イヤフォン本体の重量は、公称で片側約5.6gと軽量設計だ。実測では左右合わせて11.7gで、長時間つけていても耳への負担は少なかった。

 ゲーム中に頭を激しく動かす場面はそう多くないが、それでも使用中に耳から落ちてしまったことは一度もなく、装着安定性は高い。

 気になったのは、ボディーが光沢のあるブラック仕上げになっている点だ。質感は悪くないものの、毎日指でつまんで装着する部分だけに指紋がやや目立ちやすい。見た目を良く保ちたいなら、こまめに拭き取るようにしたい。


イヤフォンの実測重量は、左右合わせて11.7gだった

 一方で、充電ケースはマット仕上げとなっている。サイズは完全ワイヤレスのケースとしてはやや大きめで、ポケットに入れたときの存在感はある。

 後述するように、このケースは無線アダプターを兼ねる多機能設計のため、サイズはそのトレードオフと捉えるのが妥当だろう。


充電ケースはマット仕上げ。多機能型ということもあり、完全ワイヤレスイヤフォンの充電ケースとしてはやや大きめだ

イヤフォンと充電ケースを合わせた実測重量は63.8gだった

本製品には充電ケースの他、3サイズのイヤーチップと片側がL字形状のUSB Type-C to Type-Cケーブルが付属する
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.