レビュー

ノジマとコラボの新型「VAIO T」で“フリップ画面”が復活! 実機レビューで見た目と性能をチェックした(2/3 ページ)

VAIOが、ノジマとのコラボレーションによるノートPC「VAIO T」を発表した。どんなPCなのか、試作機を通してチェックしてみよう。

ベンチマークテストで実力をチェック!

 VAIO Tの勝色特別仕様の“ほぼ最強”構成は、どのくらいのパフォーマンスを備えるのか――ベンチマークテストを通してチェックしてみよう。

 今回は、比較対象として約3年半前のCore i7-1360P(Pコア4基+Eコア8基)搭載モバイルノートPC(32GBメモリ)を用意した。なお、VAIO Tのレビュー機は試作品なので、製品版と結果に差異が出る場合がある

Cinebench 2026

 まず、3Dレンダリングを通してCPUの性能を確認する「Cinebench 2026」の結果を見てみよう。

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  • シングルスレッド
    • VAIO T:456ポイント
    • Core i7-1360PノートPC:405ポイント
  • マルチスレッド
    • VAIO T:3181ポイント
    • Core i7-1360PノートPC:1742ポイント

 シングルスレッドでの差はわずかだが、マルチスレッドではCore i7-1360P搭載モバイルノートPCの2倍近いスコアを記録している。

 実際に重たいアプリの起動や複数の作業を並行する場面では、明らかにVAIO Tの方が動作が軽快で、アプリの切り替えにもたつく場面も少なかった。「これが3年半の差なのか……」と、最新CPUを搭載する恩恵がハッキリと感じられる


Cinebench 2026の結果

PCMark 10

 続いて、PCの総合ベンチマークテストアプリ「PCMark 10」の総合スコアを比較してみよう。テスト内容はWebブラウジングやビデオ会議、ドキュメント作成や画像編集など、一般的なPC操作が中心となる。

  • VAIO T:7000ポイント
  • Core i7-1360PノートPC:5376ポイント

 VAIO Tのスコアに注目すると、電力や冷却の設計に余裕のあるデスクトップPC並みである。薄くて軽いモバイルノートPCで、これだけの性能があるというのは率直にいってすごい。

 1.3kgを切る重量やフリップディスプレイ、長時間のバッテリー駆動をうたうVAIO Tは、働く場所や使い方を選ばないノートPCだ。そこにデスクトップPC並の性能もあると考えると、真に場所を選ばず仕事がはかどるノートPCといえる。


PCMark 10の結果

3DMark

 最後に、主にゲーミングにおける3Dグラフィックス性能を計測する3DMarkを実行した。

 時間の都合で、今回はDirectX 11のテスト「Fire Strike」(フルHD描画)と、DirectX 12のテスト「Time Spy」(WQHD描画)の2つを行った。各テストの総合スコアは以下の通りだ。

  • Fire Strike
    • VAIO T:1万3520ポイント
    • Core i7-1360PノートPC:5004ポイント
  • Time Spy
    • VAIO T:6950ポイント
    • Core i7-1360PノートPC:1772ポイント

 Core i7-1360P搭載ノートPCと比較すると、VAIO Tのスコアはかなり高い。Core Ultra X7 358HのIntel Arc B380 GPUのパワフルさが伝わってくる。

 Intelいわく、Arc B380 GPUは「NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU相当」のパフォーマンスを持っている。確かにスコアを見てみると、Arc B380 GPUの値はGeForce RTX 4050 Laptop GPUのそれに近い。これだけのパフォーマンスを発揮できるなら、フルHD解像度ならゲームも十分に楽しめそうである。

 オンデバイスAIという観点だと、最近はゲームに限らずGPUを活用するアプリも多い。高いCPU性能も相まって、Core Ultra X7 358H搭載のVAIO T(勝色特別仕様)は、多用途なモバイルノートPCとして仕上がっている。


3DMarkの結果

バッテリーベンチマーク

 VAIO TのCTOモデルは、バッテリー容量を「標準」と「大容量」の2種類から選べる。JEITA バッテリ動作時間測定法 Ver3.0に基づく測定値では、標準バッテリー構成はアイドル時で約20.5時間、動画再生時で約12時間の駆動が可能だという。

 今回の勝色特別仕様は、大容量バッテリーを搭載した構成だ。実際の利用環境に近いテストを行うと、バッテリーはどのくらい持つのだろうか。PCMark 10にあるバッテリーベンチマークの「Modern Office」シナリオでテストを実施してみた。

 ディスプレイの輝度は「50%」に設定してから計測したところ、残量99%から2%(強制休止状態)までの駆動時間は22時間35分となった。ほぼ1日持った計算だ。

 先に紹介した通り、付属のACアダプターは小型で持ち運びやすいが、うっかり忘れてしまった場合でも、バッテリー残量が十分にあれば外出先でのバッテリー切れを心配する必要はない。


バッテリー稼働でほぼ1日稼働するというのは、性能の高さを考えると驚きである

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