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「これはわれわれにとってのTGSだ」 ロジクールGが年に一度の旗艦イベント「Logicool G PLAY Tokyo 2026」を開催 熱気あふれる会場を現地レポート(2/4 ページ)

ロジクールがゲーミングブランド「ロジクールG」の新製品発表イベントを開催した。フラグシップ「PROシリーズ」をはじめとする多数の新製品が披露され、日本市場への強いコミットメントや開発裏話も語られている。ゲストの登壇や実機体験を通じ、同ブランドの挑戦と情熱が感じられるイベントとなった。

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「挑戦の先にブレークスルーがある」――笠原社長が語る日本市場へのコミットメント

 ロジクールの笠原健司社長は、冒頭で幕張メッセで開催された東京ゲームショウ(TGS)に触れつつ、「TGSが日本のゲーム業界最大のイベントなら、今日の『Logicool G PLAY』はわれわれロジクールGにとって1年で最大のイベント。少し言い換えれば、『われわれのTGS』だ」と力強く切り出した。


ロジクール 代表取締役社長 笠原健司さん

 笠原さんは2025年もマウス/キーボード/ヘッドセットの国内市場シェアNo.1を維持できたことへの感謝を述べた後、本日の統一テーマである「ブレークスルー」について説明を始めた。

 「困難に立ち向かい乗り越えて勝利をつかむ、その一歩を支え続けるのがロジクールGの役目」と語り、NASEF JAPANとの教育/ユース支援、プロチーム(DFM、REJECT)との共闘事例を紹介した。

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今回のテーマは「ブレークスルー」。困難でめげそうになったときこそ、その壁を打ち壊すチャンスであり、ロジクール Gはそれを応援するというメッセージが込められている

 さらに外資系グローバル企業でありながら「日本の声を反映した製品開発」「国内直営コールセンターによるアフターサポート」を13年間にわたり継続している強みを強調した。単なる新製品の投入にとどまらず、プレイヤーとコミュニティーに深く寄り添う姿勢を鮮明にした。


本社があるスイスから遠く離れた日本で、ロジクール Gがブレークスルーをサポートできる3つの理由

開発陣が明かした「あえてガスケットマウントを採用しなかった」理由

 続いて同社の室井崇裕さん(執行役員マーケティング本部長)による製品プレゼン、マーケティングのザックさんによるG HUB連携デモ(PRO X3のHITSアクチュエーションテストやYETI 2のAIノイズリダクションなど)が行われた。


執行役員マーケティング本部長 室井崇裕さん

マーケティングのザックさん

2機種が接続されている状態のG HUB

HITSシステムにより、左右のアクチュエーションポイントを変えられる

ザックさんがアクチュエーションポイントを「1」に設定したところ、反応速度が49ミリ秒速くなった。本人も「いつもはここまで差が出ないが、アクチュエーションポイント設定の意義を理解してもらえたと思う」と少々驚きながら解説していた

こちらはUSBマイクYETI 2を設定中のG HUB画面。指向性を自由に変えられる。なお、オートトラッキングに設定しておけば、ゲームしながらデスクの左右に移動しても、しっかり声を拾える

キャラクターの1つ、YETIくん。音量などにより、表情が変わる

実際にマイクに表示されているYETIくん

 その後の質疑応答セッションでは、Logitech(スイス本社)からオンラインでガブリエル・ワイエルさん、クリス・ペイトさんが参加。記者陣から鋭い技術的な質問が飛んだ。


スイス本社からオンラインで質疑応答に参加したクリス・ペイトさん(写真左)とガブリエル・ワイエルさん(写真右)

 キーボードのPRO X2 RAPIDで「PRO向けにガスケット構造を採用しない理由」について質問されたクリスさんは「ガスケットマウントはタイピング時に沈み込み(たわみ)が生じる。日常タイピングでは心地よいキータッチになるものの、シビアな競技シーンを戦うプロ選手たちからは『沈み込みによってキー入力の確実性やフィードバックの剛性感が損なわれる』と不評だった」と明かした上で、「そのためプロ向けモデルではあえてガスケットを排し、代わりにPoronやシリコンなどの多層ダンピングレイヤーを6層重ねることで、たわみのない正確無比な操作感と心地よい静音性を両立させた」と回答した。

 高機能マイクのYETI 2については、音声追従機能やAIノイズリダクションの処理が「PC側のCPUやG HUBに依存せず、全てマイク内部のDSPチップで完結している」ことがガブリエルさんから明かされた。配信中やゲームプレイ中にPCへ余計な負荷をかけない独立設計となっており、ハードウェアエンジニアリングの進化を実感させた。

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