レビュー

NVIDIA「RTX Spark」搭載ノートPCの実力は? ASUS「ProArt P14」実機レビュー 3D描画はRTX 5070 Laptop超えも(4/4 ページ)

NVIDIAが13年ぶりに投入したWindows PC向けSoC「RTX Spark」。その上位モデルを搭載したASUSの14型クリエイターノートPC「ProArt P14(H7407)」を入手したので、CPU、GPU、AIの性能をベンチマークで検証し、速報でお伝えする。

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3D描画性能はRTX 5070 Laptop以上のスコアも

 3DMarkのスコアは、Steel Nomad(4K)で3151と、GeForce RTX 5070 Laptop GPU搭載機と同等以上の結果が出た。一方、Steel Nomad Light(1440p)では、RTX 5060 Laptopに近いスコアだ。負荷が低いほど、メモリのレイテンシや帯域の影響が相対的に強くなるためだと考えられる。Speed Way(1440p、レイトレーシング)のスコアは、GeForce RTX 5060 Laptop GPUとGeForce RTX 5070 Laptop GPUの間くらいだ。

 また、FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシー ベンチマークでは、2880×1800ピクセルの最高品質でも「快適」評価となった。


3DMarkのスコア比較

FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシー ベンチマークのスコア(2880×1800ピクセル、DLSS、フルスクリーン、最高品質)

FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシー ベンチマークのスコア(1920×1200ピクセル、DLSS、フルスクリーン、最高品質)

日常的な操作に関するパフォーマンスも優秀

 UL Procyon Benchmark Suitesのスコアもチェックしよう。日常操作系のパフォーマンスを見るEssentialsでは、Snapdragon X2 Elite(X2E-90-100)搭載機には少し見劣りした。シングルコアの性能差が反映されているのかもしれない。とはいえ、最新PCとして十分優秀なスコアだ。

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 Microsoft Officeアプリを利用するOffice Productivity MPは、比較対象機では実施していなかったため、手持ちの旧世代PCのスコアと比べたところ、しっかり優位を示した。


UL Procyon Benchmark Suitesのスコア比較(ライトユース系)

AIパフォーマンスも高水準

 AI Image Generation Benchmarkは、画像生成のテストだ。Stable Diffusion 1.5のスコアは、GeForce RTX 4070 Laptop GPU搭載機の相場よりも少し上くらいの位置である。AI Text Generation BenchmarkはローカルLLMのテストで、やはりAIに強いNVIDIA GPUだけあって、高水準で安定したスコアをマークしている。

 AI Computer Vision Benchmark 2.0は、Copilot+ PCのローカルAIアプリで使われるようなAI画像処理の快適さの目安になるものだ。デバイスによって推論エンジンや量子化精度の選択肢が変わるため、スコアを横並びで比較するのは難しいが、参考程度に掲載しておく。


UL Procyon Benchmark Suitesのスコア比較(AI系)

大きなポテンシャルを感じさせる、最先端の“パーソナルコンピュータ”

 以上、ProArt P14(H7407)の現時点でのパフォーマンスを中心にお伝えした。今回は試用期間が短く、取りあえず使ってベンチマークを実施してみたという段階ではあるが、そのポテンシャルの高さは大いに感じられる結果といえるだろう。

 RTX Spark N1Xは、エージェントAIの実行プラットフォームとしての位置付けが本命のようだが、ゲームやクリエイティブ用途での期待も大きい。今後は、OSのメモリ管理の改良や、Photoshop、Premiere Proの最適化など環境整備も予定されている。徐々に真価が発揮されていくことだろう。

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