レビュー

「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は?:スマートウォッチ ナビ(4/4 ページ)

Samsungのスマートウォッチ「Galaxy Watch9」が発売された。プロセッサを一新し、最大3000ニトの明るいディスプレイを備える。同じWear OSを採用するPixel Watchと比べながら、日常の使い勝手を約1週間試した。

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その他の機能と、日本版の対応は

 決済は、Googleウォレット経由でFeliCaなどに対応する。また9月からは、Galaxy Watch上のSuicaを、Androidスマートフォンの「モバイルSuica」アプリから操作・確認できるようになった(Galaxy Watch6以降の国内モデルが対象)。

 通信はLTE、Bluetooth 6.0、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)、NFCに対応する。位置情報はL1とL5のデュアルバンドGPSで取得するため、建物の多い街中でも測位が安定しやすい。ストレージは32GB、メモリは2GBで、音楽を本体に保存すればウォッチ単体で再生できる。

 一方で、5G通信と衛星通信には対応していない。小型のバッテリーで5G通信を行うと消費電力がかさむことや、衛星通信に必要なアンテナを搭載しにくいことが背景にあるのだろう。

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まとめ:画面の見やすさとWear OSの使いやすさが魅力 充電は毎日が前提

 Galaxy Watch9は、3000ニトの明るいディスプレイと、Wear OSの使い慣れた操作性を併せ持つスマートウォッチだ。直射日光の下でも表示が見やすく、バンドの装着感も良好だった。Pixel Watchなど、他のWear OS搭載機から乗り換えても違和感は少ないだろう。

 Android 13以降のスマートフォンを使っていて、通知の確認や健康管理に活用したい人に向いている。ただし、iPhoneには対応していない。また、心臓の健康スコアのようにGalaxyスマートフォンとの組み合わせが条件となる機能もあるため、全ての機能を使いたいならGalaxyスマートフォンとの併用が前提となる。

 一方で、通知をアプリ単位でまとめる仕組みは、ジェスチャーでメールを1件ずつ読みたい場面とはかみ合わなかった。また、2時間のGPS利用を含む使い方では24時間後のバッテリー残量が10~20%まで減るため、毎日の充電が前提になる。

 充電の手間を少しでも減らしたい人は、バッテリー容量を増やした「Galaxy Watch Ultra2」や、数日単位で使えるモデルを検討した方がよいだろう。

 価格は44mmモデルの場合、Bluetoothモデルが7万3370円、LTEモデルが8万9870円(いずれも税込)だ。同じWear OSを採用する「Pixel Watch 5」の45mmモデルは、Bluetooth/Wi-Fiモデルが6万7800円、LTEモデルが8万4800円なので、どちらもGalaxy Watch9の44mmモデルの方が5000円余り高い。

 ただ、Galaxyスマートフォンを使っていて、心臓の健康スコアなどGalaxyとの組み合わせが前提の機能を生かせる人なら、この差額にも納得しやすいだろう。

 率直に言えば、Galaxyスマートフォンを使っているなら、スマートウォッチの選択肢として真っ先に挙げてよいモデルだ。一方、そうでなければ、あえてGalaxy Watch9を選ぶメリットは薄いというのが筆者の本音だ。デザインの好みもあるだろうが、ヘルスケア関連の見せ方はGoogle Healthの方が分かりやすいと感じる。

 とはいえ、リモートシャッターや体組成の計測など、Galaxy Watch9ならではの利点もある。スマートウォッチに何を求めるかを踏まえ、自分の使い方に合ったモデルを選んでほしい。


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